抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本論文では,繰り込み群による改善に関する一つの新しい処方を提示し,それを質量を持つφ
4模型の有効ポテンシャル(EP)に適用することで,この模型の相構造を調べる。繰り込み群による改善処方は,温度場理論の摂動計算には不可避的な環境の温度Tに依存する大摂動補正項を,摂動の全次数にわたって系統的に再加算する処方として極めて有効に機能している。特に,one-loop EPに適用した場合,全ての分析を解析的に遂行することが可能である。この模型の温度に依存する相転移は2次相転移であることをone-loop EPの計算結果に基づいて正しく示すことができ,解析計算に依って得られた種々の臨界指数はlattice dataを含む各種の「実験」データとも良い一致を示している。(著者抄録)