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J-GLOBAL ID：201402296946166594   整理番号：14A0464019

ポストNewton波源とインスパイラルコンパクト連星からの重力放射

Gravitational Radiation from Post-Newtonian Sources and Inspiralling Compact Binaries

著者 (1件)： BLANCHET Luc (Inst. d’Astrophysique de Paris, Paris, FRA)
資料名： Living Reviews in Relativity (Web)  (Living Reviews in Relativity (Web))
巻： 17  号： 2  ページ： WEB ONLY  発行年： 2014年 
JST資料番号： U7006A  ISSN： 1433-8351  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： ドイツ (DEU)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 地上の重力波検出器(LIGO,VIRGOなど)のネットワークと宇宙空間における将来の検出器(eLISAなど)による観測と解析のため,インスパイラルコンパクト連星-発展の最終段階での中性子星およびあるいはラックホールからなる連星系-は一般相対論による予測の高精度のテンプレートを必要とする。これらの非常に相対論的な系により放出された重力波を高次ポストNewton重力波生成形式を用いて正確にモデル化できる。本稿では,一般的な物質波源(波源への放射反作用を含む)とインスパイラルコンパクト連星のダイナミクスと重力放射に適用したポストNewton法の最先端を与えた。計算中の自己場正則化に注意を払いながら,コンパクト連星のポストNewton運動方程式と付随するLagrange形式とHamilton形式を述べた。最も内側の円軌道のいくつかの概念を論じた。ポストNewton近似の精度を推定し,小さな質量比極限におけるコンパクト連星に対する重力自己力の数値計算との比較を行った。ポストNewton高次数で重力波形とエネルギーフラックスを得て,エネルギー釣合の議論から連星軌道の位相発展を論じた。無視できない離心率を持つ準楕円軌道を動く偏心連星の場合においていくつかのランドマーク的結果を与えた。2つのブラックホールのスピンは重力波のテンプレートの定義において重要な役割を演じる。運動方程式と重力波の脱位相でのそれらの痕跡をポストNewton高次数(スピンに線形なスピン-軌道効果に制限して)まで調べ,軌道平面の誘導歳差とともにポストNewtonスピン歳差方程式を解析した。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： 検出器 ,  *一般相対論 ,  *ポストNewton近似 ,  *連星 ,  中性子星 ,  ブラックホール ,  *コンパクト天体 ,  *重力波【相対論】 ,  *高次補正 ,  波源 ,  正則化 ,  運動方程式 ,  ラグランジアン ,  正準形式 ,  円軌道 ,  楕円軌道 ,  質量 ,  比率 ,  フラックス【流束】 ,  偏心 ,  デフェージング ,  スピン-軌道相互作用 ,  歳差運動 ,  Larmor歳差 ,  レビュー
準シソーラス用語： 重力波検出器 ,  ブラックホール連星 ,  質量比 ,  エネルギーフラックス ,  脱位相 ,  スピン歳差

分類 (2件)： 一般相対論及び重力理論  (BA07030F) ,  重力理論の実験的試験及び観測  (BA07040Q)

タイトルに関連する用語 (5件)： 波源 ,  スパイラル ,  コンパクト連星 ,  重力 ,  放射