抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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福井平野では,1948年福井地震(M7.1)が発生し,液状化を含む多大な被害をもたらしたが,明確な地震断層は確認されていない。本稿では,福井地震に伴う破砕帯周辺で高校生が中心となって行った高感度地震観測について報告する。地震計は京都大の満点システムを利用し,福井平野内に5点の観測網を設置した。観測結果から,2011年東北地方太平洋沖地震の地震波,S波スプリッティング,福井平野東縁断層に関わる地震などが検出されている。この観測を通じて深部構造を調べ,福井地震の地震断層と福井平野東縁断層との深部での関係を明らかにすることが今後の目標である。