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J-GLOBAL ID：201402297346836657   整理番号：14A0630573

リンパ系悪性腫瘍および自己免疫におけるB細胞受容体シグナル伝達

B-Cell Receptor Signaling in Lymphoid Malignancies and Autoimmunity

著者 (3件)： AVALOS Ana M. (Whitehead Inst. for Biomedical Res., Cambridge, Massachusetts, USA) ,  MEYER-WENTRUP Friederike (Dep. of Pediatric Hematology and Oncology, Wilhelmina Children’s Hospital, Univ. Medical Center Utrecht, Utrecht, NLD) ,  PLOEGH Hidde L. (Whitehead Inst. for Biomedical Res., Cambridge, Massachusetts, USA)
資料名： Advances in Immunology  (Advances in Immunology)
巻： 123  ページ： 1-49  発行年： 2014年 
JST資料番号： W2366A  ISSN： 0065-2776  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 抗原に対するB細胞受容体(BCR)はB細胞の発生,生存,および活性化に必要とされる重要なセンサーである。厳密な選択チェックポイントは,末梢における成熟B細胞要素から自己反応性のB細胞がほとんど一掃されていることを確実にする。しかし,自己反応性B細胞は選択を回避し,アネルギー性B細胞またはクローン無知のB細胞として末梢中に存続する。完全には理解されていない遺伝因子または環境因子の影響下で,自己反応性B細胞は活性化する場合がある。同様の活性化が骨髄または末梢リンパ器官におけるB細胞成熟の異なる段階でも起こり,悪性B細胞を生じる場合がある。腫瘍性リンパ球および自己反応性B細胞を典型的に表す病理は異なる。悪性B細胞は増殖し,ニッチを占有する。さもなければそのニッチは健康な白血球または赤血球によって取り上げられる。一方で自己反応性B細胞は病原性抗体を産生するか,または自己抗原をT細胞に提示する。しかし,悪性B細胞と自己反応性B細胞の両方が,病原性の主な誘因として調節解除されたBCR経路という共通点を共有している。著者らは最初にBCR活性化の現在の概要をまとめる。次に著者らは異常なBCR経路がどのように悪性腫瘍および自己免疫と関連するかを探究する。著者らは,異常B細胞におけるTLR経路の活性化およびそれらの経路がどのように病状の維持に寄与するかも詳しく説明する。最後に著者らは,現在のトランスジェニックモデルがあまり十分には適合しないおそれがある方式でB細胞の機能を研究するための,体細胞核移植によって作製されたマウスモデルの有益性および出現を概説する。Copyright 2014 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *B細胞抗原受容体 ,  Toll様受容体 ,  核移植 ,  病態モデル ,  マウス ,  実験動物 ,  リンパ系疾患 ,  腫瘍 ,  自己免疫 ,  *細胞情報伝達 ,  リンパ球活性化 ,  B細胞
準シソーラス用語： Bリンパ球 ,  体細胞核移植

分類 (1件)： 免疫反応一般  (ED03010T)

タイトルに関連する用語 (5件)： リンパ系 ,  悪性腫瘍 ,  自己免疫 ,  B細胞受容体 ,  シグナル伝達