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J-GLOBAL ID:201402297826988201   整理番号:14A0006405

ミトコンドリア関連アポトーシスおよびPERK/eIF2α/ATF4/CHOP経路の活性化を介したシヌラリオリド誘導肝細胞癌アポトーシス

Sinulariolide Induced Hepatocellular Carcinoma Apoptosis through Activation of Mitochondrial-Related Apoptotic and PERK/eIF2α/ATF4/CHOP Pathway
著者 (12件):
資料名:
巻: 18  号:ページ: 10146-10161 (WEB ONLY)  発行年: 2013年09月 
JST資料番号: U7014A  ISSN: 1420-3049  CODEN: MOLEFW  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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培養軟サンゴSinularia flexibilisから分離した活性化合物,シヌラリオリドは,強い抗菌とメラノーマおよび膀胱癌細胞に対する抗腫瘍形成作用を示す。この研究では,肝細胞癌(HCC)細胞増殖および蛋白質発現に与えるシヌラリオリドの影響を検討した。シヌラリオリドは,用量に依存してHCC HA22T細胞の増殖およびコロニー形成を抑制し,フローサイトメトリー,アネキシンV/PI染色とTUNEL/DAPI染色分析に従い,初期と後期のアポトーシスの両方を誘導した。機構的分析は,シヌラリオリド誘導アポトーシスが,ミトコンドリア関連経路を介し活性化され,Bax,BadとAIFのアップレギュレーションおよびBcl-2,Bcl-xL,MCI-1とp-Badのダウンレギュレーションを示した。シヌラリオリド処理は,ミトコンドリア膜電位の消失,ミトコンドリアチトクロームcのサイトゾルへの遊離およびカスパーゼ-9とカスパーゼ-3の両方の活性化を生じた。シヌラリオリド誘導アポトーシスは,カスパーゼ阻害剤,Z-VAD-FMKおよびZ-DEVD-FMKにより有意にブロックされた。切断されたPARPの発現増加は,カスパーゼとは関係しないアポトーシス経路が関わることも示した。ウエスタンブロットでは;ERシャペロンGRP78;GRP94;とCALRの増加およびPERK/eIF2α/ATF4/CHOPのアップレギュレーション;およびeIF2αホスファターゼ阻害剤;サルブリナル前処理による細胞死の低下は,肝癌細胞のシヌラリオリド処理後のERストレス仲介PERK/eIF2α/ATF4/CHOPアポトーシス経路の関与を示した。この研究は,シヌラリオリド誘導肝癌細胞毒性には複数のアポトーシスシグナル経路が関わることを示す。これは,シヌラリオリドが肝細胞癌治療に対する化合物になる可能性を示す。(翻訳著者抄録)
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分類 (4件):
分類
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腫ようの実験的治療  ,  ジテルペン,セスタテルペン  ,  細胞生理一般  ,  生物学的機能 
物質索引 (1件):
物質索引
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