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J-GLOBAL ID：201402298021354156   整理番号：14A0762900

海氷の摩擦による鋼構造物の損耗特性に関する基礎的研究

STUDY ON WEAR OF STEEL STRUCTURES DUE TO ICE FRICTION

著者 (3件)： 木岡信治 ((独)寒地土木研究所) ,  遠藤強 (日本データーサービス株式会社) ,  竹内貴弘 (八戸工業大学大学院 環境建設工学科)
資料名： 土木学会論文集 B3(海洋開発)(Web)  (Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. B3 (Ocean Engineering) (Web))
巻： 68  号： 2  ページ： I.1049-I.1054 (J-STAGE)  発行年： 2012年 
JST資料番号： U0288A  ISSN： 2185-4688  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 海氷の作用による鋼構造物表面の劣化特性を調べるため,人工海氷と金属材料(主に炭素鋼)とのすべり摩耗試験を実施した.金属供試体を,適当な圧力[0.12 - 1.62 MPa]で氷に接触させ,往復運動により摩擦させた.摩耗率(mm/km)は,圧力とともに増大するが,0.5MPa以上では,大きな増加は見られず,凝着摩耗特性を表すHolmの式に適合しなかった.また,TiとSUSの損耗率は,ほぼゼロであり,SSとの硬さ(ビッカース硬さ)の違いのみでは説明がつかなかった.結局,SSの損耗は,機械的摩耗(凝着)より腐食による寄与が遙かに大きいと推察され,これはまた,損耗率(時間あたりの損耗量)は摩擦速度にほぼ比例して増大し,材料表面の活性化あるいは酸素供給の増減に関係している事からも,裏付けられた.(著者抄録)

シソーラス用語： *海氷 ,  *構造物 ,  *損傷 ,  *摩耗 ,  *摩擦 ,  摩耗試験 ,  腐食 ,  酸素エアレーション ,  活性化
準シソーラス用語： *鋼構造物 ,  酸素供給 ,  表面活性化 ,  摩耗損傷

分類 (2件)： 海洋施設  (RC14020A) ,  海氷  (DC06050C)

タイトルに関連する用語 (5件)： 海氷 ,  摩擦 ,  鋼構造物 ,  損耗 ,  基礎的研究