文献
J-GLOBAL ID:201402298050044662   整理番号:14A1315534

がん患者の血液中の5-ヒドロキシメチルシトシン,5-ホルミルシトシン,及び5-カルボキシシトシンの酵素免疫試験による定量

Quantification of 5-methylcytosine, 5-hydroxymethylcytosine and 5-carboxylcytosine from the blood of cancer patients by an enzyme-based immunoassay
著者 (5件):
資料名:
巻: 852  ページ: 212-217  発行年: 2014年12月10日 
JST資料番号: A0394A  ISSN: 0003-2670  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
背景:遺伝子サイレンシングの顕著な特徴と見なされる標準的な後成的修飾5-メチルシトシン(5mC)のゲノム全域にわたる(ゲノム全体での)逸脱は,健康な細胞の発がん形質転換の仲介で極めて重要な役割を演じている。最近,5mCの酵素酸化に由来する3つの後成的な特徴,即ち,5-ヒドロキシメチルシトシン(5hmC),5-ホルミルシトシン(5fC),及び5-カルボキシシトシン(5caC)が哺乳類ゲノムに発見された。増えてきた証拠が,これらの新規塩基は独特の調節機能を有し,発がん現象で重要な役割を果たすことを示唆する。 方法:これらの希少の後成的な特徴についての定量的基礎を提供するために,筆者らは,ビオチン-アビジン媒介酵素免疫試験(EIA)を設計し,肺,脾臓,及び膀胱がんと診断された患者の血液から単離されたゲノムDNA中でのその性能を健常人対照群の血液から単離されたゲノムDNA中でのその性能と共に評価した。提案したEIAは,空間的に最適化したビオチン化抗体と高度なセイヨウワサビペルオキシダーゼ(HRP)標識ストレプトアビジンを取り込み,シグナル増幅と高感度検出を促進する。結果:筆者らは,健常人対照群の血液のゲノムDNA中の5mC,5hmC,及び5caCの割合がそれぞれ1.025±0.081,0.023±0.006,及び0.001±0.0002%であることを報告する。筆者らは,悪性肺がん患者の血液中の5hmCの割合が健常人対照群と比べて平均で顕著に減少することを観察した(p<0.05)。がんでのこれらの後成的修飾の厳密な生物学的役割はまだ不明であるが,過去2年間で5hmCの全量が種々のがんで劇的に低下することが明らかにされた。本研究は,転移性の肺がん患者の血液中の5hmCの減少した含量をはじめて報告した。この観察の臨床的有用性を大きな試料のデータセット中で今後検証する必要がある。Copyright 2014 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
腫ようの化学・生化学・病理学  ,  バイオアッセイ 
物質索引 (4件):
物質索引
文献のテーマを表す化学物質のキーワードです

前のページに戻る