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J-GLOBAL ID:201402298059077938   整理番号:14A1216428

吸引通気式堆肥化施設で回収した発酵熱による水の加温-加温特性と実規模施設における乳牛への温水供給-

Heating Water by the Fermentation Heat Recovered from Vacuum-type Aeration Composting System-Characteristics of Water Heating Process and Heated Water Supplying for dairy cow-
著者 (3件):
資料名:
巻: 45  号:ページ: 99-107  発行年: 2014年09月25日 
JST資料番号: L0964A  ISSN: 0388-8517  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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本研究では,堆肥化過程で発生する発酵熱を,吸引通気式堆肥化システムにより30kW程度の熱量を持つ排気として回収し,プレートフィン型熱交換器を用いた水の加温特性(実験1)および,実際の酪農家において温水を乳牛へ飲水供給する場合の温水供給能力(実験2)について検討した。その結果,実験1では,1~14L・min-1の通水量において,得られる温水温度は48.3~31.0°Cで,水の加温に利用された熱量は,最大で1.41MJ・min-1であった。このとき熱交換効率は90%程度であり,総括伝熱係数は,5L・min-1以上の通水量では,80~90W・m-2・K-1で安定した。実験2では,実験1と同じ熱交換器を用いて得られた温水を,118頭規模の乳牛群の飲水として供給するシステムを構築し,平均33.3°Cの温水,14.4m3・d-1(乳牛1頭あたり122L・d-1)が供給できた。このとき,水の加温に利用された熱量は,1630MJ・d-1であった。また,本熱回収システムの運用には,熱交換過程で発生する結露水の処理・利用方法の検討が必要であることが明らかになった。(著者抄録)
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分類 (2件):
分類
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牛  ,  飼育管理機械・施設 
引用文献 (28件):
  • 阿部佳之・福重直輝・伊藤信雄・加茂幹男(2003):吸引通気式堆肥化処理技術の開発第1報,農業施設,33(4),255-261.
  • 阿部佳之・福重直輝(2006):堆肥化処理に向けた簡易なアンモニアスクラバ,農業機械学会誌,68(4),29-31.
  • 阿部佳之・本田善文・福重直輝(2009):吸引通気式堆肥化処理におけるアンモニア回収と資源化,におい・かおり環境学会誌,40(4),221-228.
  • 千田育雄(1998):発酵熱利用融雪システムについて,ゆき,30,61-68.
  • 堂腰顕(2009):乳牛の飲水量と飲水量に影響を及ぼす要因,酪農ジャーナル,62(7),12-14.
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