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J-GLOBAL ID:201402298660696114   整理番号:14A0227308

単結晶基板上にエピタクシーで成長したCo/Pd多層膜の構造と磁気特性

Structure and Magnetic Properties of Co/Pd Multilayer Films Epitaxially Grown on Single-Crystal Substrates
著者 (3件):
資料名:
巻: E96-C  号: 12  ページ: 1452-1459 (J-STAGE)  発行年: 2013年 
JST資料番号: L1370A  ISSN: 0916-8524  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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Co/Pd多層膜を,ヘテロエピタクシーで室温でMgO単結晶基板上に(001),(011),および(111)方位のfcc-Pd下地層上に製作した。下地層方位,CoとPd層厚さ,そして構造と磁気特性へのCo/Pd二分子層反復数,の影響を,調査した。(001),(011),および(111)方位のfcc-Co/fcc-Pd多層膜は,其々,エピタクシーで(001),(011),および(111)方位のPd下地層上に成長した。より平でそしてより鋭いCo/Pd界面を,(011)<(111)<(001)方位の順序で形成した。Co/Pd界面周辺の原子混合を,より薄いCoとPd層の蒸着により強化し,そしてCo-Pd合金層を形成した。反復数を増やす(CoとPd層の厚さを減少する)ことにより,垂直磁気異方性を促進した。より強い垂直異方性を,(001)<(011)<(111)の膜方位の順序で観測した。Co/Pd多層膜の垂直異方性は,2つの源;垂直方向に沿ったCo-Pd格子収縮と関連した界面異方性および結晶磁気異方性,から向きを定められると考えられた。Co/Pd多層膜の垂直異方性を強化するためには,(111)であるための膜方位を整列しそして垂直方向に沿って格子ひずみを強化することが重要であった。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
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金属の磁気異方性・磁気機械効果 
引用文献 (21件):
  • [1] P.F. Carcia, A.D. Meinhaldt, and A. Suna, “Perpendicular magnetic anisotropy in Pd/Co thin film layered structures,” Appl. Phys. Lett., vol.47, no.2, pp.178-180, July 1985.
  • [2] S. Hashimoto, H. Matsuda, and Y. Ochiai, “Recording experiments in magneto-optical disks using ultrathin Co/Pt and Co/Pd media,” Appl. Phys. Lett., vol.56, no.11, pp.1069-1071, March 1990.
  • [3] W.B. Zeper, H.W. Kesteren, B.A.J. Jacobs, J.H.M. Spruit, and P.F. Carcia, “Hysteresis, microstructure, and magneto-optical recording in Co/Pt and Co/Pd multilayers,” J. Appl. Phys., vol.70, no.4, pp.2264-2271, Aug. 1991.
  • [4] B.M. Lairson, J. Perez, and C. Baldwin, “Pd/Co multilayers for perpendicular magnetic recording,” IEEE Trans. Magn., vol.30, no.6, pp.4014-4016, Nov. 1994.
  • [5] A. Ajian, K. Sato, N. Aoyama, T. Tanaka, Y. Miyaguchi, K. Tsumagari, T. Morita, T. Nishihashi, A. Tanaka, and T. Uzumaki, “Fabrication, magnetic, and R/W properties of nitrogen-ion-implanted Co/Pd and CoCrPt bit-patterned medium,” IEEE Trans Magn., vol.46, no.6, pp.2020-2023, June 2010.
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