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J-GLOBAL ID:201402299187354185   整理番号:14A0333313

シスタチオニンγ-リアーゼ欠損はガラクトサミン/リポ多糖誘導急性肝不全からマウスを守る

Cystathionine γ-Lyase Deficiency Protects Mice from Galactosamine/Lipopolysaccharide-Induced Acute Liver Failure
著者 (6件):
資料名:
巻: 20  号:ページ: 204-216  発行年: 2014年01月10日 
JST資料番号: W2321A  ISSN: 1523-0864  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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シスタチオニンγ-リアーゼ(CSE)とその反応生成物内在性H2Sの急性肝不全(ALF)における役割を明らかにするために,CSEノックアウトマウスの肝毒性D-ガラクトサミン(GalN)/リポ多糖(LPS)処理でALFモデルを作出した。本処理は野生型マウスの死亡率,顕著な肝損傷および血漿アラニンアミノトランスフェラーゼレベル増加を誘導したが,CSE欠損マウスでは肝損傷とマーカーレベルが軽減していた。CSE阻害剤DL-プロパルギルグリシン処理も野生型マウスにおけるGalN/LPS誘導ALFを軽減した。ノックアウトマウス由来の初代肝細胞はGalN/TNF-α誘導細胞死に耐性を示し,肝臓では炎症性サイトカイン産生やカスパーゼ3の活性化およびポリ(ADP-リボース)ポリメラーゼ活性のいずれもが低下していた。抗酸化因子であるGST,NQO1あるいはHO-1の発現も増強し,抗アポトーシスにおいて鍵となるAktシグナル伝達が活性化し,酸化ストレス関連情報伝達系JNKのリン酸化が低下していた。ノックアウトマウス肝臓におけるスルフィド,チオ硫酸,システインおよびホモシステイン量も調べたところ,野生型と比較してチオ硫酸量が顕著に増加していた。チオ硫酸ナトリウム処理はCSE欠乏と同様の効果を示し,H2S産生に寄与するCSE欠損は肝臓におけるチオ硫酸産生量を増加させ,抗酸化および抗アポトーシス機構の活性化を介してALFを防ぐと結論付けた。
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分類 (2件):
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JSTが定めた文献の分類名称とコードです
消化器作用薬の基礎研究  ,  消化器の基礎医学 

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