特許
J-GLOBAL ID:201403000096786951

流体封入式防振装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 笠井 美孝 ,  中根 美枝
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2012-236908
公開番号(公開出願番号):特開2014-085004
出願日: 2012年10月26日
公開日(公表日): 2014年05月12日
要約:
【課題】複数乃至は広い周波数の振動に対して、有効な防振効果を得ることができる、新規な構造の流体封入式防振装置を提供すること。【解決手段】第2のオリフィス通路82とそれよりも低周波数にチューニングされた第3のオリフィス通路84とを形成すると共に、アクチュエータ14の出力部88を可撓性膜64を介して第2,第3のオリフィス通路82,84の平衡室76側の開口部と対向させる。出力部88の仕切部材36への接近によって第2,第3のオリフィス通路82,84の開口部を可撓性膜64で閉塞して、第3のオリフィス通路84を遮断すると共に、可撓性膜64の変形を出力部88の中央凹所100で許容して、第2のオリフィス通路82を実質的に連通させる一方、出力部88の仕切部材36からの離隔時に、可撓性膜64を第2,第3のオリフィス通路82,84の開口部から離隔させて、それら第2,第3のオリフィス通路82,84を連通させる。【選択図】図1
請求項(抜粋):
第1の取付部材と第2の取付部材を本体ゴム弾性体で弾性連結して、該第2の取付部材によって支持される仕切部材を挟んだ一方の側に壁部の一部が該本体ゴム弾性体で構成された受圧室を形成すると共に、該仕切部材を挟んだ他方の側に壁部の一部が可撓性膜で構成された平衡室を形成して、それら受圧室と平衡室に非圧縮性流体を封入すると共に、それら受圧室と平衡室を相互に連通する第1のオリフィス通路を該仕切部材の外周部分に設けた流体封入式防振装置において、 前記仕切部材の中央部分には、前記第1のオリフィス通路よりも高周波数にチューニングされて前記受圧室と前記平衡室を連通する第2のオリフィス通路と、該第2のオリフィス通路よりも低周波数にチューニングされて該受圧室と該平衡室を連通する第3のオリフィス通路とが形成されている一方、 前記可撓性膜を挟んで該平衡室と反対側にはアクチュエータが配設されて、該アクチュエータの出力部が該可撓性膜を介して該第2のオリフィス通路および該第3のオリフィス通路の該平衡室側の開口部と対向していると共に、該アクチュエータの該出力部には該第2のオリフィス通路の該平衡室側の開口部と対向する部分に中央凹所が開口形成されており、 該アクチュエータの該出力部が該可撓性膜を介して該仕切部材に当接されることで該第2のオリフィス通路および該第3のオリフィス通路の該平衡室側の開口部が該可撓性膜によって閉塞されて、該第3のオリフィス通路が遮断されると共に、該可撓性膜における該第2のオリフィス通路の該平衡室側の開口部を閉塞する部分が該中央凹所によって変形を許容されて該第2のオリフィス通路が実質的な連通状態に保持される一方、 該アクチュエータの該出力部が該仕切部材から離隔されることで該可撓性膜が該第2のオリフィス通路および該第3のオリフィス通路の該平衡室側の開口部から離隔して、それら第2のオリフィス通路および第3のオリフィス通路が何れも連通状態とされるようにしたことを特徴とする流体封入式防振装置。
IPC (2件):
F16F 13/26 ,  F16F 13/06
FI (2件):
F16F13/00 630F ,  F16F13/00 620S
Fターム (6件):
3J047AA03 ,  3J047CA04 ,  3J047CA12 ,  3J047CB09 ,  3J047CD13 ,  3J047FA02
引用特許:
出願人引用 (5件)
  • 防振装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願2009-101892   出願人:株式会社ブリヂストン
  • 防振装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願2009-110045   出願人:株式会社ブリヂストン
  • 液封防振装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願2007-163213   出願人:山下ゴム株式会社
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審査官引用 (5件)
  • 防振装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願2009-101892   出願人:株式会社ブリヂストン
  • 防振装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願2009-110045   出願人:株式会社ブリヂストン
  • 液封防振装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願2007-163213   出願人:山下ゴム株式会社
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