特許
J-GLOBAL ID:201403002290992816

鋼の連続鋳造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 井上 茂 ,  森 和弘
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2012-182804
公開番号(公開出願番号):特開2014-039940
出願日: 2012年08月22日
公開日(公表日): 2014年03月06日
要約:
【課題】凝固末期の鋳片を凝固収縮量に相当する程度の圧下量で圧下しながら連続鋳造する際に圧下ロールの負荷荷重を軽減すると同時に鋳片の中心偏析を軽減する。【解決手段】昇降可能な5分割ロールからなる圧下ロールを複数対備えた軽圧下帯を用い、5分割されたロールを、鋳片幅中央ロール6-3、幅中央ロールの両隣ロール6-2,4、鋳片幅端部ロール6-1,5の3種類に区分し、区分した各ロールでのバルジング量をIB1、IB2、IB3、圧下勾配をR1、R2、R3、バルジング終了から圧下終了までの距離をL1、L2、L3、圧下終了時のロール間隔をD1、D2、D3としたとき、(1)式〜(5)式を満足するように軽圧下帯のロール間隔を設定する。D1=D2=D3...(1)D1<1.2×D0...(2)R3≦R2≦R1...(3)IB3<IB2<IB1...(4)L3<L2<L1...(5)但し、D0は鋳型直下における鋳片の厚みである。【選択図】図2
請求項(抜粋):
鋳片幅方向に5分割された各ロールがそれぞれ昇降可能な機構を有する、5つの分割ロールからなる圧下ロールを鋳造方向に複数対備えた軽圧下帯を用い、内部に未凝固層を有する鋳片を意図的にバルジングさせ、その後、意図的にバルジングさせた鋳片を凝固収縮量と熱収縮量との和に相当する圧下量で圧下しながら連続鋳造する鋼の連続鋳造方法であって、前記軽圧下帯における鋳片の圧下終了位置を鋳片厚み中央部の固相率が0.9〜1.0の範囲の或る所定の位置とし、且つ、前記5分割された各分割ロールを、鋳片幅中央ロール、幅中央ロールの両隣ロール、鋳片幅端部ロールの3種類のロール群に区分し、鋳片幅中央ロール、幅中央ロールの両隣ロール、鋳片幅端部ロールの順に、区分した各ロール群での意図的バルジング量をIB1、IB2、IB3、鋳片を圧下するときのロール間隔の圧下勾配をR1、R2、R3、バルジング終了位置から圧下終了位置までの鋳造方向の距離をL1、L2、L3、圧下終了位置でのロール間隔をD1、D2、D3としたとき、下記の(1)式〜(5)式の全てを満足するように、前記軽圧下帯のロール間隔を設定することを特徴とする、鋼の連続鋳造方法。 D1=D2=D3...(1) D1<1.2×D0...(2) R3≦R2≦R1...(3) IB3<IB2<IB1...(4) L3<L2<L1...(5) 但し、(2)式におけるD0は鋳型直下における鋳片の厚みである。
IPC (3件):
B22D 11/20 ,  B22D 11/128 ,  B22D 11/16
FI (4件):
B22D11/20 C ,  B22D11/128 340F ,  B22D11/128 350A ,  B22D11/16 C
Fターム (4件):
4E004LC05 ,  4E004MC07 ,  4E004MC20 ,  4E004NB01
引用特許:
出願人引用 (2件) 審査官引用 (2件)

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