特許
J-GLOBAL ID:201403004210653628

車載電子制御装置及びその給電制御方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (4件): 大岩 増雄 ,  竹中 岑生 ,  村上 啓吾 ,  吉澤 憲治
公報種別:特許公報
出願番号(国際出願番号):特願2013-042557
特許番号:特許第5449593号
出願日: 2013年03月05日
要約:
【課題】電源スイッチ回路の逆接保護と天絡異常に対する誤動作を防止した給電制御回路による車載電子制御装置を提供する。 【解決手段】直流電源101から給電され、電源スイッチ102が閉路したとき電源起動信号DR0によって起動されて開閉指令発生ユニット120Aに給電開始し、開閉指令発生ユニットが発生する自己保持指令信号DR1によって持続給電を行う電源ユニット110Aと、電源スイッチ102と直列接続され、電源極性が正常であるときに内部寄生ダイオード149の通電方向に導通駆動される電界効果トランジスタである逆接保護素子140を備え、逆接保護素子140に接続された車載電気負荷103の正線が直流電源101の正極配線と混触する天絡異常が発生していても、逆接保護素子140を開路した状態で電源スイッチ102が開路されたことを判定して自己保持指令信号DR1を解除する。 【選択図】図1
請求項(抜粋):
【請求項1】 直流電源から給電される車載電気負荷群の一部又は全部に対して直列接続された負荷開閉素子と、この負荷開閉素子に対して車両の運転状態に応じて開閉指令信号を供給する開閉指令発生ユニットと、手動の電源スイッチが閉路されたことに応動して、前記直流電源から給電されて所定の安定化電圧を生成して、前記開閉指令発生ユニットに給電する電源ユニットとを備え、前記電源スイッチは逆接保護素子を介して前記車載電気負荷群の一部又は全部である車載電気負荷に給電するように構成された車載電子制御装置であって、 前記開閉指令発生ユニットは、一旦前記電源スイッチが閉路されて前記電源ユニットから給電されると、自己保持指令信号を発生して前記電源スイッチが開路されても前記電源ユニットによる給電動作が維持されるとともに、前記逆接保護素子は寄生ダイオードを包含した電界効果形トランジスタであり、前記逆接保護素子は前記直流電源が正しい極性で接続されているときに、前記寄生ダイオードの通電方向と同方向に閉路駆動するように、駆動トランジスタによってゲート電圧が印加されているとともに、前記直流電源の接続極性が誤っているとき、及び前記電源ユニットが給電停止しているときには前記逆接保護素子は導通しないように構成されており、前記開閉指令発生ユニットには、前記電源スイッチの出力電圧である前記逆接保護素子の入力側電圧を監視して、前記入力側電圧が所定値未満であれば前記電源スイッチは開路されていると判定するための監視信号が入力されており、前記開閉指令発生ユニットは、前記入力側電圧が所定値以上の電圧であっても、前記逆接保護素子を開路した状態で前記入力側電圧を監視することによって、前記電源スイッチの開閉状態を確認し、前記電源スイッチの開路状態を検出したときには、所定の遅延時間をおいて前記自己保持指令信号を解除して、前記電源ユニットによる給電を停止し、前記電源ユニットによる給電が停止すると、前記駆動トランジスタは開路状態となり、前記逆接保護素子の出力配線と前記直流電源の正極配線間が混触する天絡異常が発生していても、前記逆接保護素子は開路状態となって、前記電源スイッチが開路している状態では前記電源ユニットは再起動されないことを特徴とする車載電子制御装置。
IPC (4件):
H02H 11/00 ( 200 6.01) ,  H02J 7/00 ( 200 6.01) ,  H02H 7/18 ( 200 6.01) ,  H02J 1/00 ( 200 6.01)
FI (6件):
H02H 11/00 F ,  H02J 7/00 T ,  H02H 7/18 ,  H02J 1/00 309 G ,  H02J 1/00 309 W ,  H02J 1/00 309 D
引用特許:
出願人引用 (3件)

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