特許
J-GLOBAL ID:201403004924898128

核酸分子の多型識別方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (7件): 棚井 澄雄 ,  志賀 正武 ,  鈴木 三義 ,  高柴 忠夫 ,  増井 裕士 ,  鈴木 史朗 ,  橋本 宏之
公報種別:再公表公報
出願番号(国際出願番号):JP2012051416
公開番号(公開出願番号):WO2012-102260
出願日: 2012年01月24日
公開日(公表日): 2012年08月02日
要約:
本発明は、観測対象である核酸の濃度又は数密度が従来の光分析技術よりも低い試料溶液中の核酸の多型を識別する方法を提供する。すなわち、本発明は、蛍光物質により標識されており、かつ多型配列中の第1の型の塩基配列を有する1本鎖核酸分子と特異的にハイブリダイズする第1の核酸プローブと、解析対象の核酸とを含む試料溶液を調製し、当該試料溶液中の核酸分子を変性させた後、会合させる工程と、蛍光物質により標識されており、かつ第1の核酸プローブとは塩基配列が異なる第2の核酸プローブと、前記解析対象の核酸とを含む試料溶液を調製し、当該試料溶液中の核酸分子を会合させる工程と、各試料溶液中の、第1の核酸プローブを含む会合体の分子数及び第2の核酸プローブを含む会合体の分子数を、走査分子計数法により算出する工程と、算出結果に基づき、解析対象の核酸の多型を識別する工程と、を有する核酸分子の多型識別方法に係る。
請求項(抜粋):
(a)蛍光物質により標識されており、かつ多型配列中の第1の型の塩基配列を有する1本鎖核酸分子と特異的にハイブリダイズする第1の核酸プローブと、解析対象の核酸分子とを含む試料溶液を調製する工程と、 (b)前記工程(a)において調製された試料溶液中の核酸分子を会合させる工程と、 (c)前記工程(b)の後、前記工程(a)において調製された試料溶液中の、第1の核酸プローブを含む会合体の分子数を、 共焦点顕微鏡又は多光子顕微鏡の光学系を用いて、前記試料溶液内において前記光学系の光検出領域の位置を移動する工程と、 前記試料溶液内において前記光学系の光検出領域の位置を移動させながら、当該光検出領域中の前記会合体から放出される蛍光を検出する工程と、 前記検出された光から、個々の会合体からの光信号を個別に検出して、会合体を個別に検出する工程と、 前記個別に検出された会合体の数を計数して前記光検出領域の位置の移動中に検出された前記粒子の数を計数する工程と、 により算出する工程と、 (d)蛍光物質により標識されており、かつ前記第1の核酸プローブとは塩基配列が異なる第2の核酸プローブと、前記解析対象の核酸分子とを含む試料溶液を調製する工程と、 (e)前記工程(d)において調製された試料溶液中の核酸分子を会合させる工程と、 (f)前記工程(e)の後、前記工程(d)において調製された試料溶液中の、第2の核酸プローブを含む会合体の分子数を、 共焦点顕微鏡又は多光子顕微鏡の光学系を用いて、前記試料溶液内において前記光学系の光検出領域の位置を移動する工程と、 前記試料溶液内において前記光学系の光検出領域の位置を移動させながら、当該光検出領域中の前記会合体から放出される蛍光を検出する工程と、 前記検出された光から、個々の会合体からの光信号を個別に検出して、会合体を個別に検出する工程と、 前記個別に検出された会合体の数を計数して前記光検出領域の位置の移動中に検出された前記粒子の数を計数する工程と、 により算出する工程と、 (g)前記工程(c)及び(f)の結果に基づき、前記解析対象の核酸分子の多型を識別する工程と、 を有することを特徴とする核酸分子の多型識別方法。
IPC (2件):
G01N 21/64 ,  C12Q 1/68
FI (3件):
G01N21/64 F ,  G01N21/64 E ,  C12Q1/68 A
Fターム (28件):
2G043AA04 ,  2G043BA16 ,  2G043CA04 ,  2G043DA05 ,  2G043EA01 ,  2G043EA02 ,  2G043EA14 ,  2G043FA01 ,  2G043FA02 ,  2G043HA02 ,  2G043HA05 ,  2G043HA09 ,  2G043JA03 ,  2G043KA02 ,  2G043KA09 ,  2G043NA01 ,  2G043NA06 ,  4B063QA13 ,  4B063QQ28 ,  4B063QQ42 ,  4B063QQ52 ,  4B063QR08 ,  4B063QR32 ,  4B063QR35 ,  4B063QR56 ,  4B063QS02 ,  4B063QS39 ,  4B063QX02

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