特許
J-GLOBAL ID:201403008520155402

減衰力調整装置を有するダンパ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (3件): 富崎 元成 ,  円城寺 貞夫 ,  町田 光信
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2012-267696
公開番号(公開出願番号):特開2014-114838
出願日: 2012年12月06日
公開日(公表日): 2014年06月26日
要約:
【課題】車両のダンパにおいて、乗り心地と操縦安定性を確保し、ピストン速度が遅い時に減衰力を高く、ピストン速度が速い時に減衰力を低くし、減衰力が予測し易く、簡易な構成のものとする。【解決手段】 ピストン3に径の減少する向きが互いに逆方向となる複数のテーパ状の穴が貫通するように形成され、各々の孔を塞ぐ形状の突起を有する流路幅可変バルブ4a,4bが配設されピストン3に向けてばね力で付勢される。ピストン3の移動速度に応じてテーパ状の穴と流路幅調整バルブ4a,4bの突起とで形成された2重環状流路を通過する流体の粘性抵抗により減衰力を発生し、2重環状流路の幅がばね力の作用の下で連続的に変化して、減衰力が連続的に可変調節される。流路幅可変バルブ4a,4bに対し、その両側に設けられた流体通過孔を有する円板状の流路開度コントローラ5a,5bを介してばね力の付勢を行うようにしてもよい。【選択図】図1
請求項(抜粋):
シリンダと、該シリンダ内に往復動自在に挿入されたピストンを取り付けて保持するピストンロッドを備え、前記ピストンロッド及びピストンの移動の際に前記シリンダ内に充填された流体の粘性抵抗により減衰力を生じるようにした減衰力調整装置を有するダンパであって、前記ピストンにはこれを貫通しかつ径の減少する向きが互いに逆方向である少なくとも1対のテーパ状の穴が形成され、各々の該テーパ状の穴を塞ぐように先端に向かって径が減少する形状の突起を有し該テーパ状の穴を開閉可能な上側及び下側の流路幅調整バルブがそれぞれ前記ピストンに向けてばね力で付勢されて設けられ、前記ピストンの移動の際に前記ピストンに形成されたテーパ状の穴と前記流路幅調整バルブに設けられた突起とで形成された2重環状流路を通過する流体により減衰力を発生し、前記ピストンの移動速度に応じて流体の粘性抵抗により前記ピストンにおけるテーパ状の穴と前記流路幅可変バルブとで形成された2重環状流路の幅が前記ばね力の作用の下で連続的に変化し、それにより減衰力を連続的に可変できるようにしたことを特徴とする減衰力調整装置を有するダンパ。
IPC (1件):
F16F 9/34
FI (1件):
F16F9/34
Fターム (4件):
3J069AA50 ,  3J069CC16 ,  3J069EE03 ,  3J069EE64

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