特許
J-GLOBAL ID:201403009280507035

時系列計測信号のノイズ低減装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 特許業務法人京都国際特許事務所
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2013-053112
公開番号(公開出願番号):特開2014-178242
出願日: 2013年03月15日
公開日(公表日): 2014年09月25日
要約:
【課題】ロードセルによる計測信号が急激に変化するときでも出力信号の時間遅れを抑えつつノイズを的確に低減する。【解決手段】観測ノイズパラメータ計算部13は、試験片を装着しない装置較正の際に得られた複数の計測信号の標準偏差を計算して観測ノイズに関するパラメータσzとして記憶部14に記憶する。計測実行中にプロセスノイズパラメータ計算部12は過去直近の所定個数のデータ値に基づき変化の傾斜を求め、これをプロセスノイズに関するパラメータσaとしてカルマンフィルタ11に与える。カルマンフィルタ11はσa、σzを用いた状態推定と実際の計測信号との誤差に基づく補正を行うことで、計測信号を平滑化して出力する。計測信号の変化に応じてσaが動的に変更されるので、計測信号の急激な変化に対しても十分に追従しつつノイズを的確に低減することができる。【選択図】図1
請求項(抜粋):
時系列順に入力される離散化された計測信号に重畳しているノイズを低減するノイズ低減装置であって、 a)計測信号が変化しない条件の下で入力された複数の計測信号又は入力された計測信号が変化する前に得られた複数の計測信号に基づいて、後記観測ノイズに関するパラメータ値を算出する第1パラメータ算出部と、 b)時系列順に計測信号が入力される毎に、過去直近の所定個数の計測信号の変化の度合いに応じて後記プロセスノイズに関するパラメータ値を算出する第2パラメータ算出部と、 c)時系列順に計測信号が入力される毎に、該計測信号に対し前記第1パラメータ算出部により得られた観測ノイズに関するパラメータ値及び前記第2パラメータ算出部により得られたプロセスノイズに関するパラメータ値とに基づく平滑化処理を実行するカルマンフィルタと、 を備えることを特徴とする時系列計測信号のノイズ低減装置。
IPC (1件):
G01N 3/08
FI (1件):
G01N3/08
Fターム (5件):
2G061AA01 ,  2G061AA02 ,  2G061DA19 ,  2G061EA01 ,  2G061EC06

前のページに戻る