特許
J-GLOBAL ID:201403011022017478

バイパス流路型磁気粘性流体ダンパ

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2012-221162
公開番号(公開出願番号):特開2014-074431
出願日: 2012年10月03日
公開日(公表日): 2014年04月24日
要約:
【課題】減衰力発生機構をシリンダから取り外すことなく、磁性体シャフトを容易に着脱できるバイパス流路型磁気粘性流体ダンパを提供する。【解決手段】バイパス流路型磁気粘性流体ダンパ1の減衰力発生機構5は、ケーシング8と、その内側の電磁石組立体9と、これを貫通する磁性体シャフト10とを具備する。ケーシング8は、流体流路口2a,2bに連通する接続流路12b,13bを有し、シリンダ2の外側に固着する。電磁石組立体9は、コイル19とヨーク20とを有する円筒状体で、磁性体シャフト10は、電磁石組立体9との間に流通間隙22を形成してケーシング8に支持する。ケーシング8は、バイパスホルダ12,13とふた部材14,15とを具備する。バイパスホルダ12,13は接続流路12b,13bを有する。ふた部材14,15はバイパスホルダ12,13の外側面にボルト16,17で気密に固着し、磁性体シャフト10の端部に嵌合する。【選択図】図2
請求項(抜粋):
磁気粘性流体が封入され軸線方向の両端部に磁気粘性流体の流路口を有するシリンダと、このシリンダ内に摺動可能に挿入されシリンダ内を軸線方向に第1室と第2室の2室に区画するピストンと、このピストンに連結され前記シリンダの軸線方向に延出するピストンロッドと、前記第1室と第2室に通じる前記磁気粘性流体の流路口の相互間を連通するように前記シリンダの外側に設けられ磁気粘性流体に磁場を印加して減衰力を発生する減衰力発生機構と、を具備する磁気粘性流体ダンパであって、 前記減衰力発生機構は、前記シリンダの磁気粘性流体の流路口に連通する接続流路を両端部に有し前記シリンダの外側に固着され内部に磁気粘性流体を流通させる概略円筒状のケーシングと、このケーシング内に設けられる円筒状の電磁石組立体と、外周に磁気粘性流体の流通間隙を形成して当該電磁石組立体の軸心を貫通するようにケーシングに支持される磁性体シャフトと、を具備し、 前記ケーシングは、磁性体製の円筒殻体と、この円筒殻体と同心の開口を有し当該円筒殻体の両端に気密に固着される一対のバイパスホルダと、これらバイパスホルダの軸線方向外側面に取り外し可能にボルトにて気密に固着され前記磁性体シャフトの両端側を支持する一対のふた部材と、を具備し、 前記バイパスホルダは、前記シリンダの磁気粘性流体流路口に連通して磁気粘性流体を前記流通間隙に流通させる前記接続流路を具備し、 前記ふた部材は、前記バイパスホルダの外側面にボルトで気密に固着されるフランジ部と、このフランジ部からバイパスホルダの開口内へ延出し前記磁性体シャフトの端部に嵌合する軸支部と、を具備することを特徴とするバイパス流路型磁気粘性流体ダンパ。
IPC (1件):
F16F 9/53
FI (1件):
F16F9/53
Fターム (5件):
3J069AA53 ,  3J069AA64 ,  3J069BB10 ,  3J069DD25 ,  3J069EE11
引用特許:
出願人引用 (2件) 審査官引用 (2件)

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