特許
J-GLOBAL ID:201403014897560930

薬剤起因性消化管出血のリスクマーカー及びその用途

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (8件): 高島 一 ,  土井 京子 ,  鎌田 光宜 ,  田村 弥栄子 ,  山本 健二 ,  村田 美由紀 ,  小池 順造 ,  當麻 博文
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2013-030473
公開番号(公開出願番号):特開2014-158439
出願日: 2013年02月19日
公開日(公表日): 2014年09月04日
要約:
【課題】本発明は、LDA内服の副作用として問題となる消化管出血のリスクマーカー及びそれを用いた消化管出血リスクの判定手段を提供すること。【解決手段】小腸出血又は上部消化管出血をきたしたLDA内服例において、対照群と比較してアレル頻度が有意に高いSNPを検出することを含む、LDA起因性消化管出血発症リスクの判定方法。該SNPを検出し得る核酸を含んでなる、LDA起因性消化管出血発症リスクの判定用試薬。【選択図】なし
請求項(抜粋):
被験者における低用量アスピリン(LDA)起因性消化管出血リスクの判定方法であって、該被験者より採取されたDNA含有試料において、以下の1)〜32)の多型: 1)配列番号:1で表わされるヒトXDH遺伝子の部分塩基配列中第101番目の塩基における多型(C>T)、 2)配列番号:2で表わされるヒトCYP4F11遺伝子の部分塩基配列中第101番目の塩基における多型(C>T)、 3)配列番号:3で表わされるヒトCYP4F11遺伝子の部分塩基配列中第101番目の塩基における多型(A>G)、 4)配列番号:4で表わされるヒトCYP24A1遺伝子の部分塩基配列中第101番目の塩基における多型(T>C)、 5)配列番号:5で表わされるヒトGSTP1遺伝子の部分塩基配列中第101番目の塩基における多型(A>G)、 6)配列番号:6で表わされるヒトCYP2A7遺伝子の部分塩基配列中第101番目の塩基における多型(G>A)、 7)配列番号:7で表わされるヒトCYP2A7遺伝子の部分塩基配列中第101番目の塩基における多型(T>C)、 8)配列番号:8で表わされるヒトCYP2B6遺伝子の部分塩基配列中第101番目の塩基における多型(T>C)、 9)配列番号:9で表わされるヒトCYP2B6遺伝子の部分塩基配列中第101番目の塩基における多型(G>T)、 10)配列番号:10で表わされるヒトCYP2B6遺伝子の部分塩基配列中第101番目の塩基における多型(A>G)、 11)配列番号:11で表わされるヒトSLC10A2遺伝子の部分塩基配列中第101番目の塩基における多型(G>T)、 12)配列番号:12で表わされるヒトSLC10A2遺伝子の部分塩基配列中第101番目の塩基における多型(G>T)、 13)配列番号:13で表わされるヒトGSTA2遺伝子の部分塩基配列中第101番目の塩基における多型(G>C)、 14)配列番号:14で表わされるヒトGSTA5遺伝子の部分塩基配列中第101番目の塩基における多型(C>T)、 15)配列番号:15で表わされるヒトGSTA2遺伝子の部分塩基配列中第101番目の塩基における多型(C>T)、 16)配列番号:16で表わされるヒトGSTA5遺伝子の部分塩基配列中第101番目の塩基における多型(C>T)、 17)配列番号:17で表わされるヒトGSTA5遺伝子の部分塩基配列中第101番目の塩基における多型(A>G)、 18)配列番号:18で表わされるヒトNAT2遺伝子の部分塩基配列中第101番目の塩基における多型(G>A)、 19)配列番号:19で表わされるヒトSLC22A11遺伝子の部分塩基配列中第101番目の塩基における多型(G>A)、 20)配列番号:20で表わされるヒトGSTA1遺伝子の部分塩基配列中第101番目の塩基における多型(T>G)、 21)配列番号:21で表わされるヒトCYP2D6遺伝子の部分塩基配列中第101番目の塩基における多型(G>A)、 22)配列番号:22で表わされるヒトCYP2A6遺伝子の部分塩基配列中第101番目の塩基における多型(T>G)、 23)配列番号:23で表わされるヒトSLCO3A1遺伝子の部分塩基配列中第101番目の塩基における多型(G>A)、 24)配列番号:24で表わされるヒトABCG1遺伝子の部分塩基配列中第101番目の塩基における多型(G>A)、 25)配列番号:25で表わされるヒトUGT2B15遺伝子の部分塩基配列中第101番目の塩基における多型(C>T)、 26)配列番号:26で表わされるヒトCYP2F1遺伝子の部分塩基配列中第101番目の塩基における多型(T>C)、 27)配列番号:27で表わされるヒトCYP11B2遺伝子の部分塩基配列中第101番目の塩基における多型(A>G)、 28)配列番号:28で表わされるヒトCHST2遺伝子の部分塩基配列中第101番目の塩基における多型(C>T)、 29)配列番号:29で表わされるヒトALB遺伝子の部分塩基配列中第101番目の塩基における多型(G>A)、 30)配列番号:30で表わされるヒトSLC22A8遺伝子の部分塩基配列中第101番目の塩基における多型(T>A)、 31)配列番号:31で表わされるヒトABCG2遺伝子の部分塩基配列中第101番目の塩基における多型(C>A)、 32)配列番号:32で表わされるヒトSLCO1B1遺伝子の部分塩基配列中第101番目の塩基における多型(C>A) (但し、カッコ内はメジャーアレル>マイナーアレルを示し、G、A、T及びCは、それぞれ、グアニン、アデニン、チミン及びシトシンを示す。) 及び 33)上記1)〜32)のいずれかの多型と連鎖不平衡係数D’が0.8以上の連鎖不平衡状態にある多型、からなる群より選択される少なくとも1つの多型を検出する工程と、 検出された多型に基づいて、該被験者にLDAを投与した場合に消化管出血を起こすリスクが高いか否かを判定する工程と を含む方法。
IPC (2件):
C12Q 1/68 ,  C12N 15/09
FI (3件):
C12Q1/68 A ,  C12N15/00 A ,  C12N15/00 F
Fターム (23件):
4B024AA11 ,  4B024CA01 ,  4B024CA04 ,  4B024CA09 ,  4B024CA11 ,  4B024CA20 ,  4B024HA12 ,  4B063QA01 ,  4B063QA13 ,  4B063QA18 ,  4B063QA19 ,  4B063QQ03 ,  4B063QQ08 ,  4B063QQ42 ,  4B063QQ52 ,  4B063QR32 ,  4B063QR35 ,  4B063QR55 ,  4B063QR62 ,  4B063QS25 ,  4B063QS34 ,  4B063QS39 ,  4B063QX01

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