特許
J-GLOBAL ID:201403024978218921

産褥由来細胞を用いたパーキンソン病および関連の障害の治療

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 加藤 公延 ,  大島 孝文
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2013-195332
公開番号(公開出願番号):特開2014-028836
出願日: 2013年09月20日
公開日(公表日): 2014年02月13日
要約:
【課題】 産褥細胞を用いてパーキンソン病および関連の障害を治療すること。【解決手段】 臍帯および胎盤などの産褥組織に由来する細胞、このような細胞を含む医薬組成物、ならびにパーキンソン病などの黒質または線条体の神経変性症状を有する患者を治療するためにこのような細胞および医薬組成物を用いる方法が提供される。【選択図】 図3
請求項(抜粋):
黒質または線条体の神経変性症状を有する患者を治療する方法において、 前記神経変性症状を治療するのに有効な量の産褥由来細胞を前記患者に投与するステップ、 を含み、 前記産褥由来細胞は、実質的に血液を含まないヒト胎盤組織またはヒト臍帯組織に由来し、 前記細胞は、自己再生および拡大培養が可能であり、かつ、少なくとも神経表現型の細胞へと分化する能力を有し、 前記細胞は、増殖にL-バリンを必要とし、かつ、少なくとも約5%の酸素中で増殖可能であり、 前記細胞は、次の特徴: (a)培養において少なくとも約40回の倍加能; (b)コートまたは非コート組織培養容器における接着および拡大培養であって、前記コート組織培養容器は、ゼラチン、ラミニン、コラーゲン、ポリオルニチン、ビトロネクチン、またはフィブロネクチンのコーティングを含む、接着および拡大培養; (c)組織因子、ビメンチン、およびα-平滑筋アクチンのうち少なくとも1つの産生; (d)CD10、CD13、CD44、CD73、CD90、PDGFr-α、PD-L2およびHLA-A、B、Cのうち少なくとも1つの産生; (e)フローサイトメトリーにより検出されるCD31、CD34、CD45、CD80、CD86、CD117、CD141、CD178、B7-H2、HLA-G、およびHLA-DR、DP、DQのうち少なくとも1つの産生の欠如; (f)繊維芽細胞、間葉幹細胞、または腸骨稜骨髄細胞であるヒト細胞に比べ、インターロイキン8;レチクロン1;ケモカイン(C-X-Cモチーフ)リガンド1(黒色腫増殖刺激活性α);ケモカイン(C-X-Cモチーフ)リガンド6(顆粒球走化性タンパク質2);ケモカイン(C-X-Cモチーフ)リガンド3;腫瘍壊死因子α誘導タンパク質3;C型レクチンスーパーファミリーメンバー2;ウィルムス腫瘍1;アルデヒドデヒドロゲナーゼ1ファミリーメンバーA2;レニン;酸化低密度リポタンパク質受容体1;ヒトクローンIMAGE:4179671;プロテインキナーゼCζ;機能未知タンパク質DKFZp564F013;卵巣癌1においてダウンレギュレーション;およびクローンDKFZp547k1113由来のヒト遺伝子、をコードする遺伝子の少なくとも1つが増大されている遺伝子発現; (g)繊維芽細胞、間葉幹細胞、または腸骨稜骨髄細胞であるヒト細胞に比べ、低身長ホメオボックス2;熱ショック27kDaタンパク質2;ケモカイン(C-X-Cモチーフ)リガンド12(間質細胞由来因子1);エラスチン(大動脈弁上部狭窄症、ウィリアムス-ビューレン症候群);ヒトmRNA;cDNA DKFZp586M2022(クローンDKFZp586M2022);間充織ホメオボックス2(成長停止特異的ホメオボックス);sine oculisホメオボックスホモログ1(ショウジョウバエ);クリスタリンαB;形態形成のdisheveled関連アクチベーター2;DKFZP586B2420タンパク質;ニューラリン1に類似;テトラネクチン(プラスミノーゲン結合タンパク質);src homology three(SH3)およびシステイン豊富ドメイン;コレステロール25-ヒドロキシラーゼ;runt関連転写因子3;インターロイキン11受容体α;プロコラーゲンC-エンドペプチダーゼエンハンサー;frizzledホモログ7(ショウジョウバエ);機能未知遺伝子BC008967;VIII型コラーゲンα1;テネイシンC(hexabrachion);iroquoisホメオボックスタンパク質5;hephaestin;インテグリンβ8;シナプス小胞糖タンパク質2;神経芽腫、腫瘍形成抑制1;インスリン様増殖因子結合タンパク質2、36kDa;ヒトcDNA FLJ12280 fis、クローンMAMMA1001744;サイトカイン受容体様因子1;カリウム中間体/低コンダクタンスカルシウム依存性チャネルサブファミリーNメンバー4;インテグリンβ7;PDZ結合モチーフ(TAZ)を有する転写コアクチベーター;sine oculisホメオボックスホモログ2(ショウジョウバエ);KIAA1034タンパク質;小胞関連膜タンパク質5(myobrevin);EGF含有fibulin様細胞外マトリックスタンパク質1;初期成長応答3;distal-lessホメオボックス5;機能未知タンパク質FLJ20373;アルド-ケト還元酵素ファミリー1メンバーC3(3αヒドロキシステロイドデヒドロゲナーゼII);ビグリカン;PDZ結合モチーフ(TAZ)を有する転写コアクチベーター;フィブロネクチン1;プロエンケファリン;インテグリンβ様1(EGF様リピートドメイン);ヒトmRNA全長インサートcDNAクローンEUROIMAGE 1968422;EphA3;KIAA0367タンパク質;ナトリウム利尿ペプチド受容体C/グアニル酸シクラーゼC(atrionatriureticペプチド受容体C);機能未知タンパク質FLJ14054;ヒトmRNA;cDNA DKFZp564B222(クローンDKFZp564B222由来);BCL2/アデノウイルスE1B 19kDa相互作用タンパク質3様;AE結合タンパク質1;シトクロムcオキシダーゼサブユニットVIIaポリペプチド1(筋肉);ニューラリン1と類似;B細胞輸送遺伝子1;機能未知タンパク質FLJ23191;およびDKFZp586L151、をコードする遺伝子の少なくとも1つが低減されている遺伝子発現; (h)MCP-1、IL-6、IL-8、GCP-2、HGF、KGF、FGF、HB-EGF、BDNF、TPO、MIP1a、RANTES、およびTIMP1のうち少なくとも1つの分泌;ならびに、 (i)ELISAにより検出されるTGF-β2、ANG2、PDGFbb、MIP1b、I309、MDC、およびVEGFのうち少なくとも1つの分泌の欠如、 のうち少なくとも1つの特徴をさらに含む、方法。
IPC (2件):
A61K 35/12 ,  A61P 25/14
FI (2件):
A61K35/12 ,  A61P25/14
Fターム (6件):
4C087AA01 ,  4C087AA02 ,  4C087BB64 ,  4C087CA04 ,  4C087NA14 ,  4C087ZA02
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 特許第5425399号
  • 特許第5425399号
引用文献:
審査官引用 (8件)
  • Chinese Journal of Clinical Rehabilitation, 200409, Vol.8, No.5, pp.5460-5462
  • Experimental Neurology, 200405, Vol.187, p.226
  • Society for Neuroscience Abstract, 2003, Presentation No.300.14
全件表示

前のページに戻る