特許
J-GLOBAL ID:201403026017500460

異種材料を含む複合体のX線CTによる検査方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 特許業務法人ハートクラスタ ,  渡辺 征一
公報種別:特許公報
出願番号(国際出願番号):特願2013-012625
公開番号(公開出願番号):特開2013-178236
特許番号:特許第5614464号
出願日: 2013年01月25日
公開日(公表日): 2013年09月09日
請求項(抜粋):
【請求項1】 X線源と、試料配置部と、検出部と、前記検出部で検出されたデータを処理して断層像を出力するデータ処理部と、該データ処理部を含むビームハードニング(BH:Beam Hardening)補正の制御システムと、を有するX線CT(Computed Tomography)装置を用いて検査する方法であって、 樹脂と、原子番号26以上79以下のなかの少なくとも一つの元素を主成分に含む材料とを、含む複合体の試料を準備する工程と、 前記試料配置部に配置された前記試料と前記X線源との間に、少なくとも1つの、原子番号26以上の元素を主成分に含む材料からなる遮蔽材を配置した状態で、前記遮蔽材を通して前記試料にX線を照射する工程と、 該試料を通ったX線を前記検出部で検出して、前記データ処理部において、前記複合体の、前記樹脂、および原子番号26以上79以下のなかの少なくとも一つの元素を主成分に含む材料の、形状を示す断層像を出力する工程と、を備え、 前記試料は、複数の銅線が樹脂によって被覆されたケーブルが、複数本撚られて形成されたワイヤーハーネスにおいて、該ワイヤーハーネスの所定部分をスプライスして束ねて前記銅線に沿って水通路が形成されないように防水樹脂処理した部分であり、銅よりも大きい原子番号の元素を含む材料がないものであり、 前記試料にX線を照射して前記検出部で検出する前に、前記銅線と同じ材料または同等の材料からなる補正用部材であるファントムを準備する工程と、前記ビームハードニング補正の制御システムにおいて前記X線CT装置を補正モードに切り換えて、前記試料の代わりに前記ファントムを前記試料配置部に配置して、該ファントムに前記試料への照射と同じX線光源条件下でX線を照射して該ファントムを通ったX線を前記検出部で検出して、前記データ処理部に該ファントムのデータを記憶させる工程と、を備え、 前記ビームハードニング補正を行った後に前記試料の前記断層像を出力し、該断層像において、前記防水樹脂の中に含まれる可能性のあるボイドの有無および形状を検査することを特徴とする、X線CTによる検査方法。
IPC (1件):
G01N 23/04 ( 200 6.01)
FI (1件):
G01N 23/04
引用特許:
審査官引用 (4件)
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