特許
J-GLOBAL ID:201403034548467257

流下液膜式蒸発器

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 新樹グローバル・アイピー特許業務法人
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2012-162728
公開番号(公開出願番号):特開2014-020753
出願日: 2012年07月23日
公開日(公表日): 2014年02月03日
要約:
【課題】1段冷媒桶及び2段冷媒桶を有しておりタンク内の伝熱管群とタンク上部の蒸気出口管との上下方向間に設けられた液冷媒散布装置によって冷媒入口管を通じてタンク内に供給される気液二相状態の冷媒のうちの液冷媒を伝熱管群に流下させ、伝熱管群によって液冷媒を蒸発させる流下液膜式蒸発器において、1段冷媒桶から2段冷媒桶に流下する液冷媒の液滴のキャリーオーバー現象の発生を抑える。【解決手段】流下液膜式蒸発器(1)では、伝熱管群(20)において蒸発することによって生成したガス冷媒が蒸気出口管(18)に向かう蒸気主流路空間に1段冷媒桶(34)の直上の1段冷媒桶直上空間が連通した状態を維持しつつ、1段冷媒桶(34)と2段冷媒桶(35)との上下方向間の2段冷媒桶直上空間に1段冷媒桶直上空間及び/又は蒸気主流路空間からガス冷媒が流れ込むことを妨げる流れ込み抑制部材(40)を設けている。【選択図】図5
請求項(抜粋):
上部に蒸気出口管(18)が設けられたタンク(10)内に配置されており、複数の伝熱管(21)を有する伝熱管群(20)と、 前記タンク内の前記伝熱管群と前記蒸気出口管との上下方向間において、前記タンクに設けられた冷媒入口管(17)を通じて前記タンク内に供給される気液二相状態の冷媒のうちの液冷媒を溜めた後に下方に流下させる1段冷媒桶(34)と、前記1段冷媒桶から流下する液冷媒を溜めた後に下方の前記伝熱管群に流下させる2段冷媒桶(35)と、を有する液冷媒散布装置(30)と、 を備えており、前記伝熱管内を流れる熱媒体と前記2段冷媒桶から流下する液冷媒との熱交換によって液冷媒を蒸発させる流下液膜式蒸発器において、 前記伝熱管群において蒸発することによって生成したガス冷媒が前記蒸気出口管に向かう蒸気主流路空間(SSv)に前記1段冷媒桶の直上の1段冷媒桶直上空間(SSd1)が連通した状態を維持しつつ、前記1段冷媒桶と前記2段冷媒桶との上下方向間の2段冷媒桶直上空間(SSd2)に前記1段冷媒桶直上空間及び/又は前記蒸気主流路空間からガス冷媒が流れ込むことを妨げる流れ込み抑制部材(40)を設ける、 流下液膜式蒸発器(1)。
IPC (1件):
F25B 39/02
FI (1件):
F25B39/02 N

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