特許
J-GLOBAL ID:201403036526892526

車両用デファレンシャル装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 江藤 聡明
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2012-276471
公開番号(公開出願番号):特開2014-119084
出願日: 2012年12月19日
公開日(公表日): 2014年06月30日
要約:
【課題】簡単な構成でリングギヤによる潤滑油の攪拌損失が減少し、かつ十分な被潤滑部の潤滑が確保できる車両用デファレンシャル装置を提供する。【解決手段】ギヤ収容室3が形成されたデフキャリア2にガスケット10を介在してカバー4が結合され、リングギヤ7の下端部をギヤ収容室3に貯留される潤滑油OLに浸漬して掻き上げられる潤滑油によって潤滑する車両用デファレンシャル装置1であって、ガスケット10は、ギヤ収容室3側とカバー4側とに仕切ると共にカバー4と協働して潤滑油溜まり18を形成する区画壁12と、区画壁12の上方形成される開口部15と、区画壁12の下部に形成されるドレーン孔16とを有する。ドレーン孔16は潤滑油低温時において油溜まり18に供給される潤滑油の供給量より多くの潤滑油量が流出可能であって、かつ潤滑油高温時における潤滑油溜まり18に供給される潤滑油量より少ない流出量に設定する。【選択図】図1
請求項(抜粋):
差動歯車機構を備えたデファレンシャルスケース及び該デファレンシャルケースに固定されてドライブピニオンに噛み合うリングギヤを収容するギヤ収容室が形成されたデフキャリアと、該ギヤ収容室の開口部を覆うカバーがギヤ収容室の開口端縁と前記カバーの外周端縁との間にガスケットを介在して結合され、前記リングギヤの下端部を前記ギヤ収容室の下部に貯留される潤滑油に浸漬して該リングギヤにより掻き上げられる潤滑油によって被潤滑部を潤滑する車両用デファレンシャル装置において、 前記ガスケットは、 前記ギヤ収容室の開口端縁とカバーの外周端縁との間に挟持される環状の外周部と、 該外周部の下部を閉塞して前記リングギヤと対向すると共にデファレンシャル装置内の下部を前記ギヤ収容室側とカバー側とに仕切ると共に前記カバーと協働して上方が開放された潤滑油溜まりを形成する区画壁と、 該区画壁の上方に前記区画壁の上端縁と外周部とによって形成されたギヤ収容室内とカバー内を連通する開口部と、 前記区画壁の下部に形成された前記潤滑油たまりと前記ギヤ収納室とを連通するドレーン孔とを有し、該ドレーン孔は潤滑油低温時においてリングギヤによって掻き上げられて潤滑油溜まりに供給される潤滑油の供給量より多くの潤滑油量が流出可能であって、かつ潤滑油高温時における潤滑油溜まりに供給される潤滑油量より少ない流出量に設定されることを特徴とする車両用デファレンシャル装置。
IPC (4件):
F16H 48/06 ,  F16H 57/027 ,  F16H 57/04 ,  F16H 57/031
FI (5件):
F16H48/06 ,  F16H57/02 101 ,  F16H57/04 P ,  F16H57/02 110 ,  F16H57/04 B
Fターム (24件):
3J027FA25 ,  3J027FB01 ,  3J027HA01 ,  3J027HB07 ,  3J063AA01 ,  3J063AB04 ,  3J063AC11 ,  3J063BA11 ,  3J063BA13 ,  3J063CA05 ,  3J063CD46 ,  3J063CD69 ,  3J063XD03 ,  3J063XD17 ,  3J063XD32 ,  3J063XD47 ,  3J063XD62 ,  3J063XD73 ,  3J063XE17 ,  3J063XE38 ,  3J063XF14 ,  3J063XG14 ,  3J063XG33 ,  3J063XG43

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