特許
J-GLOBAL ID:201403038033251796
浸炭軸受鋼鋼材の溶製方法
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (1件):
広瀬 章一
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2012-143815
公開番号(公開出願番号):特開2014-005520
出願日: 2012年06月27日
公開日(公表日): 2014年01月16日
要約:
【課題】転動疲労寿命に優れた浸炭軸受鋼鋼材を効率よく溶製する。【解決手段】質量%で、C:0.05〜0.30%、Si:0.05〜1.0%、Mn:0.10〜2.0%、P:0.050%以下、S:0.008%以下、Cr:0.4〜2.0%、Al:0.010〜0.050%、N:0.010〜0.025%およびO:0.0015%以下を含有し、残部はFeおよび不純物の化学組成からなる浸炭軸受鋼鋼材の溶製方法である。工程1:フラックス吹込み処理、工程2:スラグ精錬処理、工程3:溶鋼還流処理の順に取鍋精錬処理を行うことにより、硫化物系介在物を構成するS含有化合物の平均組成が、CaS:1.0%以上、MgS:0〜20%、かつ、CaS、MgSおよびMnSの3成分の合計が95%以上になるように硫化物系介在物を制御する。【選択図】なし
請求項(抜粋):
質量%で、C:0.05〜0.30%、Si:0.05〜1.0%、Mn:0.10〜2.0%、P:0.050%以下、S:0.008%以下、Cr:0.4〜2.0%、Al:0.010〜0.050%、N:0.010〜0.025%およびO:0.0015%以下を含有し、残部はFeおよび不純物の化学組成からなる浸炭軸受鋼鋼材の溶製方法であって、
下記工程1〜工程3の順に取鍋精錬処理を行うことにより、
硫化物系介在物を構成するS含有化合物の平均組成が、質量%で、CaS:1.0%以上、MgS:0〜20%、かつ、CaS、MgSおよびMnSの3成分の合計が95%以上になるように、硫化物系介在物を制御することを特徴とする浸炭軸受鋼鋼材の溶製方法。
工程1:転炉または電気炉から取鍋に出鋼した溶鋼中に、バブリングランスを介して、質量%で、CaO:40〜70%、Al2O3:30%以下を含有するCaO系精錬フラックスを、該CaO系精錬フラックス中のCa量が、Ca純分として溶鋼1t当たり1.0〜2.6kgの範囲で吹き込む工程。
工程2:工程2の処理終了時の溶鋼上スラグ組成が、質量%で、CaO:35〜65%、Al2O3:10〜35%、SiO2:10%以下(0%を含まない)、MgO:0〜15%、CaF2:0〜30%、CaO/SiO2:6.0以上およびCaO/Al2O3:1.8〜3.5であって、かつ、そのスラグ量が、溶鋼1トン当たり5〜15kgになるように精錬剤を添加し、溶鋼および溶鋼上スラグをその添加した精錬剤とともに撹拌する工程。
工程3:溶鋼環流型真空脱ガス処理装置を用いて、溶鋼成分調整後に溶鋼を還流させる処理を10分間以上行う工程。
IPC (8件):
C21C 7/00
, C22C 38/00
, C22C 38/58
, C22C 38/38
, C21C 7/10
, C21C 7/076
, B22D 11/00
, F16C 33/62
FI (8件):
C21C7/00 B
, C22C38/00 301N
, C22C38/58
, C22C38/38
, C21C7/10 A
, C21C7/076 A
, B22D11/00 A
, F16C33/62
Fターム (24件):
3J701AA01
, 3J701AA52
, 3J701AA53
, 3J701AA62
, 3J701BA10
, 3J701BA70
, 3J701EA02
, 3J701EA03
, 3J701EA10
, 3J701EA14
, 3J701EA42
, 3J701EA47
, 3J701FA31
, 3J701XE03
, 3J701XE12
, 3J701XE13
, 3J701XE14
, 3J701XE30
, 4K013AA09
, 4K013BA14
, 4K013CE01
, 4K013CE02
, 4K013CF01
, 4K013FA05
引用特許:
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