特許
J-GLOBAL ID:201403039885784312
硬質被覆層がすぐれた耐酸化性、耐チッピング性、耐摩耗性を発揮する表面被覆切削工具
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (4件):
影山 秀一
, 三宅 正之
, 倉地 保幸
, 富田 和夫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2013-001015
公開番号(公開出願番号):特開2014-133267
出願日: 2013年01月08日
公開日(公表日): 2014年07月24日
要約:
【課題】 合金鋼等の高速断続切削加工で硬質被覆層がすぐれた耐酸化性、耐チッピング性、耐摩耗性を発揮する表面被覆切削工具を提供する。【解決手段】工具基体表面に、素地相と分散粒子相とからなる(Ti,Al)(C,N)層が被覆され、(a)素地相は、(Ti1-UAlU)(CVN1-V)[但し、U、Vは原子比で、0.65≦U≦0.95、0≦V≦0.005]という組成の立方晶構造、かつ、柱状組織の相であり、(b)分散粒子相は、分散粒子相の外側を構成する立方晶構造の外側相と、内側を構成する六方晶構造の内側相からなり、外側相の組成は、(Ti1-αAlα)(CβN1-β)[但し、α、βは原子比で、0.78≦α≦1、0≦β≦0.005]、内側相の組成は、(Ti1-γAlγ)(CδN1-δ)[但し、γ、δは原子比で、0.78≦γ≦1、0≦δ≦0.005]であり、(c)素地相の組成と、分散粒子相の外側相の組成差、(α-U)の値が0.03以上である表面被覆切削工具。【選択図】 図1
請求項(抜粋):
炭化タングステン基超硬合金、炭窒化チタン基サーメット、または立方晶窒化ホウ素基超高圧焼結体のいずれかで構成された工具基体の表面に、化学蒸着法で成膜された1〜20μmの平均層厚を有するTiとAlの複合窒化物層あるいはTiとAlの複合炭窒化物層からなる硬質被覆層が被覆形成された表面被覆切削工具において、
(a)上記硬質被覆層は、素地相と分散粒子相からなり、該素地相は、
組成式:(Ti1-UAlU)(CVN1-V)
で表した場合、Al含有割合UおよびC含有割合V(但し、U、Vは何れも原子比)は、それぞれ、0.65≦U≦0.95、0≦V≦0.005を満足する平均組成を有するとともに、立方晶構造を有し、かつ、柱状組織のTiとAlの複合窒化物相あるいはTiとAlの複合炭窒化物相からなり、
(b)上記分散粒子相は、平均粒子径が10〜100nmであって、硬質被覆層の30〜50面積%を占め、また、上記分散粒子相は、該分散粒子相の外側を構成する立方晶構造の外側相と、該分散粒子相の内側を構成する六方晶構造の内包粒子からなり、内包粒子は硬質被覆層に対して20面積%以下を占め、上記立方晶構造の外側相を、
組成式:(Ti1-αAlα)(CβN1-β)
で表した場合、Al含有割合αおよびC含有割合β(但し、α、βは何れも原子比)は、それぞれ、0.78≦α≦1、0≦β≦0.005を満足する平均組成を有し、
また、上記六方晶構造の内側相を、
組成式:(Ti1-γAlγ)(CδN1-δ)
で表した場合、Al含有割合γおよびC含有割合δ(但し、γ、δは何れも原子比)は、それぞれ、0.78≦γ≦1、0≦δ≦0.005を満足する平均組成を有し、
(c)上記素地相の平均組成と、上記分散粒子相の外側相の平均組成を比較した場合、(α-U)の値が0.03以上であることを特徴とする表面被覆切削工具。
IPC (3件):
B23B 27/14
, C23C 16/34
, C23C 16/36
FI (3件):
B23B27/14 A
, C23C16/34
, C23C16/36
Fターム (26件):
3C046FF02
, 3C046FF03
, 3C046FF05
, 3C046FF10
, 3C046FF13
, 3C046FF22
, 3C046FF25
, 3C046FF27
, 4K030AA03
, 4K030AA09
, 4K030AA11
, 4K030AA13
, 4K030AA16
, 4K030AA17
, 4K030AA18
, 4K030BA02
, 4K030BA18
, 4K030BA38
, 4K030BA41
, 4K030BB03
, 4K030BB12
, 4K030CA03
, 4K030CA11
, 4K030FA10
, 4K030JA01
, 4K030LA22
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