特許
J-GLOBAL ID:201403042684259822

電池用包装材料

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (4件): 山田 威一郎 ,  立花 顕治 ,  田中 順也 ,  松井 宏記
公報種別:特許公報
出願番号(国際出願番号):特願2013-099898
特許番号:特許第5626404号
出願日: 2013年05月10日
要約:
【課題】140〜160°Cの間で定められる設定温度に達するまでの間は開裂せずに電池素子を密封した状態を維持でき、しかも設定温度に達した時点で迅速且つ穏やかに開封でき、電池用包装材料の過剰な膨張と電池反応の暴走を抑制でき、さらに、高い絶縁性を有する電池用包装材料を提供する。 【解決手段】 少なくとも、基材層、接着層、金属層、絶縁層、及びシーラント層をこの順に有する積層体からなり、絶縁層は、酸変性ポリオレフィン樹脂と硬化剤とを含む樹脂組成物により形成されており、シーラント層は、ポリオレフィン樹脂を含む第1シーラント層を有し、絶縁層と第1シーラント層の融点が所定の関係を充足する電池用包装材料は、課題を解決できる。 【選択図】なし
請求項(抜粋):
【請求項1】 140〜160°Cの間で定められた設定温度T°Cまで昇温した際にT°Cに到達するまでは包装材料が開封せず、T°C到達後は迅速に包装材料が開封するように設定された電池に使用される電池用包装材料であって、 少なくとも、基材層、接着層、金属層、絶縁層、及びシーラント層をこの順に有する積層体からなり、 前記絶縁層は、酸変性ポリオレフィン樹脂と硬化剤とを含む樹脂組成物により形成されており、 前記シーラント層は、ポリオレフィン樹脂を含む第1シーラント層からなり、 前記絶縁層と、前記第1シーラント層とが下記式(1)及び(2): -10≦TA-T≦-5 (1) -5≦T1-T≦5 (2) TA:前記絶縁層の融点(°C) T1:前記第1シーラント層の融点(°C) の関係を充足し、 前記電池がT°Cに至るまで高温に晒された状態では、前記絶縁層が溶融状態に変化し、前記金属層と前記絶縁層の界面から前記絶縁層の少なくとも一部が剥離して、前記金属層から剥離した少なくとも一部の前記絶縁層は、前記シーラント層と共に内圧によって伸びて、密封状態を維持したまま膨潤し、その後、膨潤した前記絶縁層及び前記シーラント層はT°C到達後に微細な開裂を生じ、電池内部のガスを穏やかに放出する、電池用包装材料。
IPC (5件):
H01M 2/02 ( 200 6.01) ,  H01M 2/08 ( 200 6.01) ,  B32B 15/085 ( 200 6.01) ,  B65D 65/40 ( 200 6.01) ,  H01M 2/12 ( 200 6.01)
FI (5件):
H01M 2/02 K ,  H01M 2/08 K ,  B32B 15/085 A ,  B65D 65/40 D ,  H01M 2/12 101
引用特許:
審査官引用 (7件)
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