特許
J-GLOBAL ID:201403042741275570
熱伝導性と潤滑特性にすぐれた表面被覆ドリル
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (4件):
影山 秀一
, 三宅 正之
, 倉地 保幸
, 富田 和夫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2012-191406
公開番号(公開出願番号):特開2014-046400
出願日: 2012年08月31日
公開日(公表日): 2014年03月17日
要約:
【課題】高硬度材の高速穴あけ加工に用いられた場合にも長期間に亘りすぐれた切削性能を維持する表面被覆ドリルを提供する。【解決手段】少なくとも有効切れ刃長の領域上の外周部および切り屑排出溝上に、Ti、Al、Crのうちいずれか2種類からなる金属の複合窒化物からなる下部層と、混相組織層とされる(Ti1-xAlx)1-z(N1-yOy)zの成分系からなる最表面層とからなる硬質被覆層を形成し、前記混相組織層の断面組織を観察したときに、酸素の含有割合yが0.2未満であり、Alの含有割合xが0.5未満、非金属元素の含有割合zが0.40〜0.60、かつ、平均粒径が30〜100nmの微細結晶粒と該微細結晶粒の周囲に酸素の含有割合yが0.8以上、Alの含有割合xが0.6以上、非金属元素の含有割合zが0.01〜0.03である金属相領域が存在する。【選択図】図2
請求項(抜粋):
ドリル基体のうち、少なくとも有効切れ刃長の領域上の外周部および切り屑排出溝上に、平均層厚1.5〜3.0μmを有し、Ti、Al、Crのうちいずれか2種類からなる金属の複合窒化物からなる下部層と、平均層厚0.3〜1.0μmを有し、混相組織層とされる(Ti1-xAlx)1-z(N1-yOy)zの成分系からなる最表面層とからなる硬質被覆層を形成し、
前記混相組織層の断面組織を観察したときに、
(ア)窒素と酸素の合量に占める酸素の含有割合(原子比)yが0.2未満であり、TiとAlの合量に占めるAlの含有割合(原子比)xが0.5未満であり、かつ、Ti、Al、窒素、酸素の合量に占める非金属元素の含有割合(原子比)zが0.40〜0.60であり、かつ、30〜100nmの範囲に含まれる平均粒径を有する微細結晶粒と、
(イ)該微細結晶粒の周囲に、窒素と酸素の合量に占める酸素の含有割合(原子比)yが0.8以上であり、TiとAlの合量に占めるAlの含有割合(原子比)xが0.6以上であり、Ti、Al、窒素、酸素の合量に占める非金属元素の含有割合(原子比)zが0.01〜0.03である金属相領域が存在することを特徴とする表面被覆ドリル。
IPC (2件):
FI (3件):
B23B51/00 J
, C23C14/06 A
, C23C14/06 P
Fターム (14件):
3C037CC02
, 4K029AA02
, 4K029AA04
, 4K029AA21
, 4K029BA58
, 4K029BA64
, 4K029BB02
, 4K029BC02
, 4K029BD05
, 4K029CA04
, 4K029CA13
, 4K029DD05
, 4K029EA01
, 4K029JA02
引用特許:
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