特許
J-GLOBAL ID:201403044890784332

スクロール圧縮機

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 特許業務法人前田特許事務所
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2012-281417
公開番号(公開出願番号):特開2014-125908
出願日: 2012年12月25日
公開日(公表日): 2014年07月07日
要約:
【課題】スクロール圧縮機の運転中に可動スクロールが傾いている時間を短縮し、スクロール圧縮機の効率改善や信頼性向上を図る。【解決手段】スクロール圧縮機(1)には、圧縮機構(14)が設けられる。圧縮機構(14)では、固定スクロール(4)と可動スクロール(5)のラップ(42,52)が互いに噛み合うことで、圧縮室(50)が形成される。また、圧縮機構(14)では、固定スクロール(4)の固定側摺接面(84)と、可動スクロール(5)の可動側鏡板部(51)とが互いに摺接する。固定スクロール(4)には、高圧通路(90)が形成される。高圧通路(90)は、その一端が固定側摺接面(84)に開口し、その他端が高圧チャンバ(45)に連通する。可動スクロール(5)が傾くと、高圧通路(90)から流出した高圧ガス冷媒が第2背圧空間(24)へ流入し、第2背圧空間(24)の圧力が上昇する。その結果、可動スクロール(5)に作用する押付け力が増大する。【選択図】図2
請求項(抜粋):
それぞれに渦巻き状のラップ(42,52)が設けられた固定スクロール(4)及び可動スクロール(5)を有し、上記固定スクロール(4)及び上記可動スクロール(5)のラップ(42,52)が互いに噛み合って圧縮室(50)を形成する圧縮機構(14)と、 上記圧縮機構(14)を収容するケーシング(10)とを備え、 上記圧縮機構(14)は、低圧流体を上記圧縮室(50)へ吸入して圧縮し、圧縮後の高圧流体を該圧縮室(50)から吐出するスクロール圧縮機であって、 上記可動スクロール(5)は、前面から上記ラップ(52)が突出する可動側鏡板部(51)を備え、 上記可動側鏡板部(51)の前面は、上記ラップ(52)の周囲を囲む部分が上記固定スクロール(4)の固定側摺接面(84)と摺接する可動側摺接面(85)となる一方、 上記圧縮機構(14)は、 上記可動スクロール(5)の可動側鏡板部(51)の外周面(56)及び背面(57)に臨む中間圧空間(24)と、 圧縮途中の上記圧縮室(50)を上記中間圧空間(24)と連通させるための中間圧通路(48)と、 内圧が上記高圧流体の圧力となる高圧空間(45,58)と、 一端が上記固定側摺接面(84)と上記可動側摺接面(85)のいずれか一方に開口し、他端が上記高圧空間(45,58)に連通する高圧通路(90)とを備えている ことを特徴とするスクロール圧縮機。
IPC (1件):
F04C 18/02
FI (2件):
F04C18/02 311J ,  F04C18/02 311Q
Fターム (10件):
3H039AA03 ,  3H039AA06 ,  3H039AA12 ,  3H039BB15 ,  3H039BB28 ,  3H039CC02 ,  3H039CC03 ,  3H039CC08 ,  3H039CC24 ,  3H039CC26

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