特許
J-GLOBAL ID:201403052425464618

粘弾性流体のシミュレーション方法、粘弾性流体のシミュレーション装置及び粘弾性流体のシミュレーションプログラム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 特許業務法人 ユニアス国際特許事務所
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2012-235825
公開番号(公開出願番号):特開2014-085934
出願日: 2012年10月25日
公開日(公表日): 2014年05月12日
要約:
【課題】高い収束性と低計算コストとを両立する粘弾性流体のシミュレーション方法を提供する。【解決手段】算出対象となる評価点に隣接する4つの格子点の値に基づいて評価点の微分値を算出する第一のアルゴリズムを用い、粘弾性流体の圧力、速度及び応力を含む物理量の算出を繰り返すステップST2〜7と、その後、評価点の周囲にある20個の格子点の値に基づいて評価点の微分値を算出する第二のアルゴリズムを用い、物理量の算出を繰り返すステップST9〜11と、を有する。ステップST2〜7において、残差Rnに基づき発散状態であると判定される場合、又は、第一のアルゴリズムによる物理量の算出を所定回数以上実行したと判定される場合のいずれかに該当するときに第一のアルゴリズムによる計算を終了し、第一のアルゴリズムによる複数の算出結果のうち残差が最も小さい時点の算出値を初期値とし、第二のアルゴリズムによる算出を開始する。【選択図】図1
請求項(抜粋):
粘弾性流体の圧力、速度及び応力を含む物理量に関する微分方程式に基づき定常状態における前記物理量を算出するために、コンピュータが実行する粘弾性流体のシミュレーション方法であって、 前記粘弾性流体が流れる流路に対する計算格子の設定、各々の格子点に対する前記物理量の初期値の設定、及び前記流路の境界条件の設定を実行するステップと、 算出対象となる格子点を評価点とする場合に、前記評価点に隣接する所定数の格子点の値に基づいて前記評価点の微分値を差分法で算出する第一のアルゴリズムを用い、全ての格子点における前記物理量を算出し、算出値に基づき所定の終了条件が成立するかを判定し、当該所定終了条件の成立まで前記物理量の算出を繰り返すステップと、 前記評価点の周囲にある前記所定数よりも多い数の格子点の値に基づいて前記評価点の微分値を差分法で算出する第二のアルゴリズムを用い、全ての格子点における前記物理量の算出を繰り返すステップと、を含み、 前記第一のアルゴリズムにより物理量の算出を繰り返すステップにおいて、算出値の前回値に対する変動量を表す残差に基づき発散状態であると判定される場合、又は、前記第一のアルゴリズムによる物理量の算出を所定回数以上実行したと判定される場合の少なくともいずれかに該当するときに前記所定の終了条件が成立すると判定し、 当該終了条件が成立すると判定した場合に、前記第一のアルゴリズムによる複数の算出結果のうち前記残差が最も小さい時点の算出値を初期値とし、前記第二のアルゴリズムによる算出を開始することを特徴とする粘弾性流体のシミュレーション方法。
IPC (5件):
G06F 19/00 ,  B29C 47/92 ,  G06F 17/50 ,  B29C 47/08 ,  B29C 45/77
FI (6件):
G06F19/00 110 ,  B29C47/92 ,  G06F17/50 612H ,  G06F17/50 680Z ,  B29C47/08 ,  B29C45/77
Fターム (13件):
4F206AM23 ,  4F206JA07 ,  4F206JM04 ,  4F206JN11 ,  4F206JP13 ,  4F206JP18 ,  4F206JQ81 ,  4F207AA45 ,  4F207AM23 ,  4F207KA01 ,  4F207KA17 ,  4F207KL99 ,  5B046JA09

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