特許
J-GLOBAL ID:201403063677070800

揺動式防波堤の引き留めベルトおよびその製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (3件): 小谷 悦司 ,  小谷 昌崇 ,  麻野 義夫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2012-162550
公開番号(公開出願番号):特開2014-020174
出願日: 2012年07月23日
公開日(公表日): 2014年02月03日
要約:
【課題】引張強度、柔軟性、耐カット性、軽量性等を満足できるように工夫した揺動式防波堤の引き留めベルトおよびその製造方法を提供する。【解決手段】扉体を押し波方向の波力に抗して起立位置に保持する第1の引き留めベルト6と、扉体を引き波方向の波力に抗して起立位置に保持する第2の引き留めベルト7とを備えている。引き留めベルト6,7は、テンション層6cと耐カット層6dとが積層されたものである。テンション層6cは、長さ方向の引張力を受け持つものである。耐カット層6dは、少なくとも2層が積層された積層構造であり、隣り合う層のスチールコード28が10〜30度のバイアス角度で相互にクロスするバイアス構造であって、テンション層6cの保護を受け持つものである。【選択図】図8
請求項(抜粋):
水底に設置された水底部材に対して略平行状態で倒れる倒伏位置と、前記水底部材に対して略垂直状態で起き上がる起立位置とに揺動可能であって、倒伏位置において、押し波方向の波力を受ける一端部と引き波方向の波力を受ける他端部とがそれぞれ前記水底部材よりも上方に設定され、この各端部から前記水底部材に接触する下面との間が、側面視で下向き略円弧状若しくは略台形状に形成されている扉体と、 押し波方向の前記水底部材に一端が連結され、他端が前記扉体の他端部付近に連結されて、前記扉体の他端部を揺動可能に支持する第1の固定ベルトと、 引き波方向の前記水底部材に一端が連結され、他端が前記扉体の一端部付近に連結されて、前記扉体の一端部を揺動可能に支持する第2の固定ベルトと、 押し波方向の前記水底部材に一端が連結され、他端が前記扉体の一端部付近に連結されて、前記扉体を押し波方向の波力に抗して起立位置に保持する第1の引き留めベルトと、 引き波方向の前記水底部材に一端が連結され、他端が前記扉体の他端部付近に連結されて、前記扉体を引き波方向の波力に抗して起立位置に保持する第2の引き留めベルトとを備えた揺動式防波堤の引き留めベルトにおいて、 前記引き留めベルトは、テンション層と耐カット層とが積層されたものであり、 前記テンション層は、ゴム層内に複数本の合成繊維コードが幅方向に配列され、長さ方向に延在されたすだれ状、または網状の補強構造で、複数層が積層された積層構造であって、長さ方向の引張力を受け持つものであり、 前記耐カット層は、ゴム層内に複数本のスチールコードが長さ方向に斜めに配列され、幅方向に延在された補強構造で、少なくとも2層が積層された積層構造であるとともに、隣り合う層のスチールコードが10〜30度のバイアス角度で相互にクロスするバイアス構造であって、テンション層の保護を受け持つものであって、 第1引き留めベルトの耐カット層が押し波側向き、第2引き留めベルトの耐カット層が引き波側向きとなるように配置されていることを特徴とする揺動式防波堤の引き留めベルト。
IPC (1件):
E02B 3/06
FI (1件):
E02B3/06 301
Fターム (10件):
2D118AA11 ,  2D118AA28 ,  2D118BA05 ,  2D118BA07 ,  2D118BA15 ,  2D118CA01 ,  2D118DA05 ,  2D118FA01 ,  2D118JA05 ,  2D118JA11
引用特許:
出願人引用 (9件)
全件表示
審査官引用 (9件)
全件表示

前のページに戻る