特許
J-GLOBAL ID:201403066948546058

抗体を精製する方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 山本 秀策 ,  森下 夏樹
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2014-536354
公開番号(公開出願番号):特表2014-530848
出願日: 2012年10月19日
公開日(公表日): 2014年11月20日
要約:
本発明は、抗体、抗体フラグメントおよび/もしくは抗体成分の混合物を迅速かつ効率的に分離して、上記混合物から所望の抗体生成物を単離するために、種々の抗体特異的精製媒体を使用して抗体を精製するための方法を提供する。本発明は、免疫グロブリン分子の各結合部位に対して異なる特異性を有する二重特異的モノクローナル抗体(例えば、単一の重鎖および2つの異なる軽鎖(一方は、κ定常ドメインを含み、他方は、λ定常ドメインを含む)から構成される抗体(共通の重鎖を共有する異なる特異性の抗体を含む))の精製に関する。本発明はまた、遊離軽鎖を含むインタクトでない抗体からインタクトな抗体を分離することによって、インタクトな抗体を効率的に精製するための方法を提供する。
請求項(抜粋):
各結合部位において異なる特異性を有し、2コピーの単一の重鎖ポリペプチド、ならびにκ定常領域を含む第1の軽鎖およびλ定常領域を含む第2の軽鎖からなる二重特異的モノクローナル抗体を精製する方法であって、該方法は、 (a)各結合部位において異なる特異性を有し、2コピーの単一の重鎖ポリペプチド、ならびにκ定常領域を含む第1の軽鎖およびλ定常領域を含む第2の軽鎖からなる1種以上の該二重特異的モノクローナル抗体(二重特異的MAb);2個のλ軽鎖もしくはその一部を有する1種以上の単一特異的モノクローナル抗体(λ-MAb);ならびに2個のカッパ軽鎖もしくはその一部を有する1種以上の単一特異的モノクローナル抗体(κ-MAb)を含む混合抗体組成物を提供する工程; (b)κ軽鎖定常領域もしくはλ軽鎖定常領域に対して特異的親和性を有する分離手段を提供する工程; (c)該分離手段と該混合抗体組成物とを、該κ-MAbのκ軽鎖定常領域によるかもしくは該λ-MAbのλ軽鎖定常領域による該分離手段への結合と比較して、該二重特異的MAbによる該分離手段への差次的結合を可能にする条件下で接触させる工程;ならびに (d)該κ-MAbのκ軽鎖定常領域の脱離もしくは該λ-MAbのλ軽鎖定常領域の脱離と比較して、該二重特異的MAbの優先的脱離を可能にする条件下で、該分離手段から抗体を溶離する工程、 を包含する、方法。
IPC (5件):
C07K 1/22 ,  C07K 16/00 ,  C12P 21/08 ,  C07K 16/24 ,  C07K 16/42
FI (5件):
C07K1/22 ,  C07K16/00 ,  C12P21/08 ,  C07K16/24 ,  C07K16/42
Fターム (12件):
4B064AG27 ,  4B064CE12 ,  4B064DA13 ,  4H045AA11 ,  4H045AA20 ,  4H045AA30 ,  4H045BA10 ,  4H045CA40 ,  4H045DA76 ,  4H045EA50 ,  4H045FA71 ,  4H045GA26
引用特許:
出願人引用 (3件) 審査官引用 (4件)
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引用文献:
出願人引用 (3件) 審査官引用 (5件)
  • J. Biochem. Biophys. Methods, 2002, Vol.51, No.3, pp.203-216
  • J. Immunol. Methods, 2001, Vol.249, No.1-2, pp.33-41
  • J. Chromatogr. B, 2001, Vol.754, No.2, pp.427-435
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