特許
J-GLOBAL ID:201403067041678863

密封装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 岩木 謙二
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2012-136559
公開番号(公開出願番号):特開2014-001771
出願日: 2012年06月18日
公開日(公表日): 2014年01月09日
要約:
【課題】スパイラル突起部によるポンピング効果によって、外部環境に対する内部環境の密封性を常時一定に維持すると共に、スパイラル突起部へのダストの噛み込みを無くすることで、内部環境に封入された密封流体の漏洩防止効果を向上させることを可能にした密封装置を提供する。【解決手段】シールリップ2の外部側斜面8には、リップ先端2tから外部環境に向かう中途Tに亘り他の部位よりも窪ませた窪み領域8g、リップ先端から窪み領域を横断することで立ち上げられた輪郭を成す複数のスパイラル突起部4が構成され、各スパイラル突起部の稜線4rは、リップ先端が接触する他方の部材6の周面6sに対して、一定の角度θで直線状に傾斜し、各稜線において、リップ先端から外部環境に向かって距離Aだけ離間した点を規定し、この点と他方の部材の周面との間の隙間をBとした場合、A=0.5mm、かつ、B≧50μmなる関係を満足する。【選択図】図1
請求項(抜粋):
回転中心軸周りに相対回転可能に対向する部材相互間に設けられ、外部環境に対して内部環境を密封するための密封装置であって、 一方の部材に対して固定される固定部と、 他方の部材に対して摺動自在に接触するリップ先端を有するシールリップとを有し、 シールリップには、リップ先端を境界にして、その一方側に、当該リップ先端から外部環境に向かって末広がり状に傾斜し、かつ、周方向に沿って連続した円環状の外部側斜面が構成され、 外部側斜面には、リップ先端から外部環境に向かう中途に亘って、他の部位よりも窪ませた窪み領域が構成されていると共に、 外部側斜面には、リップ先端から窪み領域を横断して延出することで所定の高さに立ち上げられた輪郭を成していると共に、周方向に沿って所定間隔で互いに平行に配列され、かつ、回転中心軸に対して同一角度で同一方向に傾斜させて構成された複数のスパイラル突起部が設けられ、 所定の高さに立ち上げられた輪郭を成している各スパイラル突起部において、その輪郭の最も高い部分の連なりを成す稜線は、当該リップ先端から外部環境に向かって形状変化することなく、リップ先端が接触する他方の部材の周面に対して、一定の角度で直線状に傾斜しており、 各スパイラル突起部の稜線において、リップ先端から外部環境に向かって距離Aだけ離間した点を規定し、この点と他方の部材の周面との間の隙間をBとした場合、 A=0.5mm、かつ、B≧50μm なる関係を満足することを特徴とする密封装置。
IPC (1件):
F16J 15/32
FI (2件):
F16J15/32 311C ,  F16J15/32 311N
Fターム (4件):
3J006AE05 ,  3J006AE17 ,  3J006AE28 ,  3J006CA01
引用特許:
出願人引用 (3件) 審査官引用 (3件)

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