特許
J-GLOBAL ID:201403069539908699

磁気共鳴撮影装置および水脂肪分離方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 特許業務法人 山王坂特許事務所
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2012-244200
公開番号(公開出願番号):特開2014-090949
出願日: 2012年11月06日
公開日(公表日): 2014年05月19日
要約:
【課題】2-Point Dixon法において、静磁場不均一が反映された位相画像を正しく算出する確度を高めることで、水画像と脂肪画像とが入れ替わることを防ぎ、操作者に判断する負担を負わせることなく、水と脂肪とを分離する技術を提供する。【解決手段】静磁場不均一に起因した位相変化である位相分布を、正しく算出する可能性を高める。そして、その影響を取り除いた信号値を用いて、水と脂肪とを分離する。これを実現するため、位相分布の算出において、領域拡大法を用いた位相アンラップ処理の開始点として、水信号が主となる画素が選択される確率が高まるよう、開始点候補を特定する。さらに、算出した位相分布の正誤を、開始点候補の特性を用いて高い確度で判別する。【選択図】 図3
請求項(抜粋):
被検体が置かれる空間に静磁場を生成する静磁生成磁石と、前記被検体に高周波磁場パルスを送信する送信部と、高周波磁場パルスの送信により前記被検体から生じる核磁気共鳴信号を受信する受信部と、前記核磁気共鳴信号に位置情報を付加するための傾斜磁場を印加する傾斜磁場印加部と、前記送信部、前記傾斜磁場印加部及び前記受信部の動作を制御するとともに前記受信した核磁気共鳴信号に対して演算処理を行う計算機と、を備える磁気共鳴撮影装置であって、 前記計算機は、 予め定めたパルスシーケンスに従って、異なる2つのエコー時間の前記核磁気共鳴信号を得る計測部と、 前記2つの核磁気共鳴信号から、前記異なる2つのエコー時間の原画像を再構成する再構成部と、 前記異なる2つのエコー時間の原画像から静磁場不均一によって変化する位相の分布である位相分布を算出する位相分布算出部と、 前記異なる2つのエコー時間の原画像と前記位相分布とを用いて水信号と脂肪信号とを分離する水脂肪分離部と、を備え、 前記位相分布算出部は、 前記異なる2つのエコー時間の原画像を用い、ノイズの影響を受けた画素群をシード点候補画素群として特定するシード点候補特定部と、 前記異なる2つのエコー時間の原画像と前記シード点候補画素群の情報とを用い、仮の前記位相分布である仮位相分布を算出する仮位相分布算出部と、 前記仮位相分布の正誤を判定する正誤判定部と、 前記正誤判定部による判定結果に基づいて真の位相分布を決定する真位相分布決定部と、を備えること を特徴とする磁気共鳴撮影装置。
IPC (2件):
A61B 5/055 ,  G01R 33/48
FI (3件):
A61B5/05 311 ,  A61B5/05 380 ,  G01N24/08 510Y
Fターム (12件):
4C096AA07 ,  4C096AB18 ,  4C096AD06 ,  4C096AD07 ,  4C096AD13 ,  4C096AD14 ,  4C096BA06 ,  4C096BB07 ,  4C096DB16 ,  4C096DC04 ,  4C096DC33 ,  4C096DC35
引用特許:
出願人引用 (1件) 審査官引用 (1件)

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