特許
J-GLOBAL ID:201403069587052755

引張抵抗機能付きせん断力伝達用定着装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 塩田 康弘
公報種別:特許公報
出願番号(国際出願番号):特願2013-509357
特許番号:特許第5331268号
出願日: 2012年12月25日
要約:
【課題】水平力の作用時に独立して挙動し得る主構造体と付加構造体との間に跨って設置され、主構造体と付加構造体との間で、両構造体が互いに対向する方向に直交する方向のせん断力を伝達する定着装置に引張力に対する抵抗機能を付与し、曲げモーメントを伝達させながら、せん断力と引張力を伝達させる一般的な接合部への適用を可能にする。 【解決手段】主構造体7中の、付加構造体8との境界面から距離を置いた位置に定着される主定着材2と、主構造体7と付加構造体8との境界に主構造体7と付加構造体8との間に跨って配置されるせん断抵抗材3と、付加構造体8中の、主構造体7との境界面から距離を置いた位置の、主定着材2とせん断抵抗材3を通る線上に定着される付加定着材4と、主定着材2と付加定着材4との間に、せん断抵抗材3を貫通して架設され、主定着材2と付加定着材4に接続される引張材5から定着装置1を構成する。 【選択図】図1
請求項(抜粋):
【請求項1】 互いに接触した状態で隣接し、水平力の作用時に独立して挙動し得る主構造体と付加構造体との間に跨って設置され、前記主構造体と前記付加構造体との間で、これら両構造体が互いに対向する方向に直交する方向のせん断力を伝達する定着装置であり、 前記主構造体中の、前記付加構造体との境界面から距離を置いた位置に定着される主定着材と、前記主構造体と前記付加構造体との境界に前記主構造体と前記付加構造体との間に跨り、前記境界面に接触した状態で配置され、前記主構造体と前記付加構造体の相対的な変位時にせん断力を負担するせん断抵抗材と、前記付加構造体中の、前記主構造体との境界面から距離を置いた位置の、前記主定着材と前記せん断抵抗材を通る線上に定着される付加定着材と、前記主定着材と前記付加定着材との間に、前記せん断抵抗材を貫通して架設され、前記主定着材と前記付加定着材に接続され、前記主定着材と前記付加定着材との間の距離が拡大しようとするときに引張力を負担する引張材とを備え、 前記引張材の軸方向に見たときに、前記せん断抵抗材の、前記主構造体と前記付加構造体との前記境界面に接触した部分は複数本の前記引張材が挿通可能な面積を持ち、 前記引張材の軸方向に見たときに、前記主定着材は前記せん断抵抗材と同等の投影面積を持ち、 前記主定着材は前記主定着材と前記せん断抵抗材とに挟まれた領域の硬化体に、前記引張材の軸方向に前記せん断抵抗材と対になって圧縮力を付与する状態にあることを特徴とする引張抵抗機能付きせん断力伝達用定着装置。
IPC (5件):
E04C 5/12 ( 200 6.01) ,  E04G 23/02 ( 200 6.01) ,  E04G 21/12 ( 200 6.01) ,  E04B 1/58 ( 200 6.01) ,  E04B 1/41 ( 200 6.01)
FI (6件):
E04C 5/12 ,  E04G 23/02 D ,  E04G 21/12 105 Z ,  E04B 1/58 504 A ,  E04B 1/41 503 ,  E04B 1/41 502 N
引用特許:
出願人引用 (2件)
  • 特許第4799703号
  • 建材の結合構造
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平6-265536   出願人:鈴木博
審査官引用 (2件)
  • 特許第4799703号
  • 建材の結合構造
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平6-265536   出願人:鈴木博

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