特許
J-GLOBAL ID:201403069803207785

シース電熱対先端の溶接封止方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 前田 健一
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2013-050508
公開番号(公開出願番号):特開2014-178127
出願日: 2013年03月13日
公開日(公表日): 2014年09月25日
要約:
【課題】シース熱電対の金属シース先端を溶接封止する作業方法において、経験を積んだ溶接に習熟した作業者を必要とせず、簡素な装置で溶接封止を自動で行う方法を提供する。【解決手段】溶接ヘッド105を持つ既存のチューブ自動溶接機を用い、熱電対素線5、6と無機絶縁材粉末4が内在した金属シース2を、先端部を上側にして略垂直に1つのクランプ101a、102aで固定して、その上端に球形状の中実金属球8を載置し、続いて他の1つのクランプ101a、102aで中空の棒91を、挿入された押さえ棒93が金属球8を上から金属シース2に押し付けた状態で固定した後、チューブ自動溶接機をスタートすることで先端の溶接封止をする。【選択図】図3
請求項(抜粋):
先端が接合されて測温点が形成された少なくとも1対の熱電対素線が、金属シース内に充填された無機絶縁材粉末を介在して当該金属シース内に収容され、当該金属シースの先端部は溶接封止により密閉されたシース熱電対において、前記先端の溶接封止を、アースに繋がれた2つのクランプにより先端が突合わされてそれぞれが固定された2本のチューブの当該突合せ位置の周りをティグ溶接電極が回ることにより、前記2本のチューブを自動で溶接接続する既存のチューブ自動溶接機を用いて行う、シース熱電対先端の溶接封止方法であって、 前記熱電対素線と前記無機絶縁材粉末が収容され、前記無機絶縁材粉末の先端部端面は後記金属球の径と略同一の径の球形状に凹んだ形状に成形された前記金属シースの先端の開口部を上方として、略垂直に前記クランプの1つにより固定し、当該金属シースの先端の開口部に当該金属シースの外径と略同一径で中実球形状の金属球を載置する金属球載置工程と、 後端が蓋をされた中空の棒に、前記金属球の融点より融点が高い材質で作られた押さえ棒が挿入されていて、当該押さえ棒は、後端が前記蓋とバネを介して繋がれ、その先端は前記中空の棒の先端開口より外部に突出し、当該突出長さはストッパ機構により所定の範囲に制限されている、少なくとも、前記中空の棒とその蓋、前記押さえ棒、前記バネ及び前記ストッパ機構より成る金属球押さえ治具を用い、前記押さえ棒が前記バネの力で、前記金属球載置工程において前記金属シースの先端開口部に載置した前記金属球を上から前記金属シースに押圧した状態で、前記中空の棒を前記クランプの他の1つにより固定する金属球押圧工程と、 これに続いて行う、前記ティグ溶接電極が前記金属シースと前記金属球の接触部の周りを回って、前記金属シースと前記金属球の接触部を全周溶接する接触部溶接工程と、を備え、 前記接触部溶接工程では、前記金属球押さえ治具において、前記押さえ棒の前記中空の棒の先端開口からの突出長さが、前記ストッパ機構により所定の範囲に制限されていることから、前記金属球の溶融が始まって形状が扁平となることに因り、前記押さえ棒の前記金属球との接触が無くなり、その後は当該接触のない状態で前記金属シースと前記金属球の接触部が溶接されるシース熱電対先端の溶接封止方法。
IPC (1件):
G01K 7/02
FI (1件):
G01K7/02 A
Fターム (3件):
2F056KA01 ,  2F056KA03 ,  2F056KA14

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