特許
J-GLOBAL ID:201403071944555595
熱雑音温度計及びそれに用いる基準雑音電圧発生器
発明者:
,
,
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2012-264701
公開番号(公開出願番号):特開2014-109525
出願日: 2012年12月03日
公開日(公表日): 2014年06月12日
要約:
【課題】配線間のクロストークを低減し、また短時間で電圧スペクトル密度を変更し、さらに装置全体のコストを大幅に低減する。【解決手段】パルス増倍器21は、擬似乱数列中の例えば論理「1」のパルスが入力される毎に、外部から供給されるスペクトル密度制御信号により磁束量子数が、又は磁束量子電圧パルスの重畳による電圧軸方向のレベルが、所定の単位時間T0内で増倍された磁束量子電圧パルスを出力する。擬似乱数列発生器22は、超伝導デジタル回路技術を用いて、M系列を発生する。精密計測応用のために、ジョセフソン伝送線23及びSQUIDアレー24からなる出力回路は、完全量子化が可能なジョセフソン回路を用いて構成されている。パルス増倍器21、擬似乱数発生器22、及び出力回路は、シールド効率が高い短距離配線で接続されて基準雑音電圧源チップ25に形成されている。【選択図】図2
請求項(抜粋):
抵抗センサと、
前記抵抗センサと同等の特性を有する基準雑音電圧を発生する基準雑音電圧発生手段と、
二系統の測定系をそれぞれ経た二つの雑音電圧からデジタル信号処理により測定値を得る測定手段と、
校正時に前記基準雑音電圧発生手段からの基準雑音電圧のみを前記測定手段に供給し、前記二系統の測定系を経た二つの基準雑音電圧の相関を計算して前記測定系の特性を評価させた後、測定時に前記抵抗センサからの測定電圧のみを前記測定手段に供給し、前記二系統の測定系を経た二つの測定電圧を、前記校正時に得た前記相関を用いて補正して測定値を決定させるスイッチ手段と、
を備えた熱雑音温度計であって、
前記基準雑音電圧発生手段は、
計算可能な擬似乱数列を発生する、超伝導デジタル回路技術を用いて構成された擬似乱数列発生器と、
前記擬似乱数列を構成する磁束量子電圧パルス列が所定の乱数値のときに、単位時間当たりの磁束量子数及び電圧軸方向のレベルのどちらか一方又は両方を、外部からの制御信号により可変制御される割合で増加させた磁束量子電圧パルス列を出力するパルス増倍器と、
前記パルス増倍器から出力された前記磁束量子電圧パルス列を、ジョセフソン効果を利用して完全量子化及び重畳して、前記基準雑音電圧として出力する出力回路と、
が同一基板上に形成された構成であることを特徴とする熱雑音温度計。
IPC (1件):
FI (1件):
引用特許: