特許
J-GLOBAL ID:201403073323017177

揺動式防波堤

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (3件): 小谷 悦司 ,  小谷 昌崇 ,  麻野 義夫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2012-162549
公開番号(公開出願番号):特開2014-020173
出願日: 2012年07月23日
公開日(公表日): 2014年02月03日
要約:
【課題】扉体の端部と水底面とをそれぞれ連結する引き留めベルトの両端を強固な連結構造としながらも、定期交換時には、水深が10〜15m程度の水中での潜水士による交換作業が容易に行えるように工夫した揺動式防波堤を提供する。【解決手段】扉体を押し波方向の波力に抗して起立位置に保持する第1の引き留めベルト6と、扉体を引き波方向の波力に抗して起立位置に保持する第2の引き留めベルト7とを備えている。引き留めベルト6,7のクランプ部材15Bは、ベース板18にフラット部15aが揺動自在に連結され、このフラット部15aの他端にクランプ部15cが形成されている。フラット部15aには、ベース板18と対面した状態で、フラット部15aをベース板18に固定するためのボルト・ナット20が設けられている。【選択図】図13
請求項(抜粋):
水底に設置された水底部材に対して略平行状態で倒れる倒伏位置と、前記水底部材に対して略垂直状態で起き上がる起立位置とに揺動可能であって、倒伏位置において、押し波方向の波力を受ける一端部と引き波方向の波力を受ける他端部とがそれぞれ前記水底部材よりも上方に設定され、この各端部から前記水底部材に接触する下面との間が、側面視で下向き略円弧状若しくは略台形状に形成されている扉体と、 押し波方向の前記水底部材に一端が連結され、他端が前記扉体の他端部付近に連結されて、前記扉体の他端部を揺動可能に支持する第1の固定ベルトと、 引き波方向の前記水底部材に一端が連結され、他端が前記扉体の一端部付近に連結されて、前記扉体の一端部を揺動可能に支持する第2の固定ベルトと、 前記扉体を押し波方向の波力に抗して起立位置に保持する第1の引き留めベルトと、 前記扉体を引き波方向の波力に抗して起立位置に保持する第2の引き留めベルトとを備えた揺動式防波堤において、 前記引き留めベルトは、合成繊維材若しくはスチール材で補強された可撓性のゴム製でなり、 第1の引き留めベルトは、押し波方向の水底部材のクランプ部材に一端が連結され、他端が扉体の一端部のクランプ部材に連結され、 第2の引き留めベルトは、引き波方向の水底部材のクランプ部材に一端が連結され、他端が扉体の他端部のクランプ部材に連結され、 前記引き留めベルトは、一端と他端の折り返し部分の中空部に固定軸が貫通状態で挿通されて軸形状端部に形成され、 前記各クランプ部材は、前記水底部材または扉体に固定されるベース板にフラット部の一端がヒンジ軸で揺動自在に連結され、このフラット部の他端に形成されて、前記引き留めベルトの一端または他端の軸形状端部を前記ベース板との間に押さえ込む押さえ込み部を少なくとも有するクランプ部を備え、 前記クランプ部の押さえ込み部または前記ベース板に、前記引き留めベルトの軸形状端部の窪み部に嵌まり込む突起部が形成され、 前記クランプ部材のフラット部には、前記ベース板と対面した状態で、フラット部をベース板に固定するためのボルト・ナットが設けられていることを特徴とする揺動式防波堤。
IPC (1件):
E02B 3/06
FI (1件):
E02B3/06 301
Fターム (9件):
2D118AA11 ,  2D118AA28 ,  2D118BA05 ,  2D118BA07 ,  2D118CA01 ,  2D118DA06 ,  2D118FA01 ,  2D118JA05 ,  2D118JA11
引用特許:
出願人引用 (4件)
  • 起伏式防波装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願2009-116257   出願人:株式会社丸島アクアシステム
  • 津波防波堤
    公報種別:公開公報   出願番号:特願2005-330721   出願人:尾崎憲正
  • 起伏ゲート
    公報種別:公開公報   出願番号:特願2003-307478   出願人:株式会社丸島アクアシステム
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審査官引用 (5件)
  • 起伏式防波装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願2009-116257   出願人:株式会社丸島アクアシステム
  • 津波防波堤
    公報種別:公開公報   出願番号:特願2005-330721   出願人:尾崎憲正
  • 起伏ゲート
    公報種別:公開公報   出願番号:特願2003-307478   出願人:株式会社丸島アクアシステム
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