特許
J-GLOBAL ID:201403079126408693

動的光散乱測定装置及び動的光散乱測定装置の光路長調整方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 特許業務法人プロスペック特許事務所
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2013-020093
公開番号(公開出願番号):特開2014-153063
出願日: 2013年02月05日
公開日(公表日): 2014年08月25日
要約:
【課題】 動的光散乱測定装置において、液体中に焦点位置がある状態で、焦点位置までの測定光の光路長と参照光の光路長が等しくなるように容易に調整できるようにする。【解決手段】 コントローラ80は、測定光の焦点位置を、測定部10により検出される光強度がピークとなる容器OBの壁の外面位置まで移動させた後、壁の外面位置に壁の厚さに対応した移動量を加算した壁の内面位置まで移動させ、次に測定部10により検出される光強度がピークとなる壁の内面に対応する参照光の光路長変化量を検出する。その後、コントローラ80は、測定光の焦点位置を、壁の内面までの移動位置に設定された測定深さに対応した移動量を加味した測定移動位置まで移動させるとともに、参照光の光路長を、壁の内面に対応する光路長変化量に設定された測定深さに対応した光路長変化量分を加味した測定光路長変化量に設定する。【選択図】 図1
請求項(抜粋):
光源から出射された光を測定光と参照光の2つに分割し、透光性の壁を有する容器内に入れた微粒子を含む液体中に、測定光を対物レンズにより集光して前記壁の外面に対してほぼ垂直方向から前記壁を介して照射し、微粒子にて発生した散乱光を参照光と合成して干渉光とし、干渉光の光強度を光強度測定手段により検出する動的光散乱測定装置において、 前記対物レンズによる測定光の焦点位置を光軸方向に移動し、かつ前記移動した焦点位置を焦点の移動位置として検出する焦点移動手段と、 測定光の光路長を光軸方向に変化させ又は参照光の光路長を光軸方向に変化させ、かつ前記変化させた光路長の所定の光路長からの変化量を光路長変化量として検出する光路長可変手段と、 前記焦点移動手段を制御して測定光の焦点位置を移動させて、前記光強度測定手段により検出される光強度がピークとなる焦点の移動位置を前記壁の外面位置として取得し、その後に前記焦点移動手段を制御して測定光の焦点位置を前記取得した壁の外面位置まで移動させる第1移動位置調整手段と、 前記焦点移動手段を制御して測定光の焦点位置を移動させて、測定光の焦点位置を、前記第1移動位置調整手段により取得した壁の外面位置に前記壁の厚さに対応した移動量を加えた前記壁の内面位置まで移動させる第2移動位置調整手段と、 前記光路長可変手段を制御して測定光又は参照光の光路長を変化させて、前記光強度測定手段により検出される光強度がピークとなる光路長変化量から前記壁の内面に対応する光路長変化量を検出する第1光路長変化量検出手段と、 前記焦点移動手段を制御して測定光の焦点位置を移動させ、測定光の焦点位置を、前記壁の内面までの移動位置に設定された測定深さに対応した移動量を加味した測定移動位置まで移動させる第3移動位置調整手段と、 前記光路長可変手段を制御して測定光又は参照光の光路長を変化させ、測定光又は参照光の光路長変化量を、前記第1光路長変化量検出手段によって検出された壁の内面に対応する光路長変化量に設定された測定深さに対応した光路長変化量分を加味した測定光路長変化量に設定する第1光路長変化量調整手段と を備えたことを特徴とする動的光散乱測定装置。
IPC (1件):
G01N 15/02
FI (1件):
G01N15/02 A

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