特許
J-GLOBAL ID:201403079427730892

音響処理装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (3件): 大林 章 ,  矢代 仁 ,  高橋 太朗
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2013-094475
公開番号(公開出願番号):特開2014-215544
出願日: 2013年04月26日
公開日(公表日): 2014年11月17日
要約:
【課題】音響信号の特定成分を非負値行列因子分解の演算対象として高精度な音源分離を実現する。【解決手段】行列生成部34は、音響信号SAのうち第1音源の音響が優勢な各時間周波数成分y(m,n)に対応する要素q(m,n)が数値1に設定されるとともに残余の各要素q(m,n)が0に設定された分離行列Qを生成する。行列分解部36は、分離行列Qにて数値1に設定された要素q(m,n)に対応する各時間周波数成分y(m,n)を演算対象として、第1音源の基底行列Fを教師情報として利用した非負値行列因子分解の更新演算を反復することで、音響信号SAの各時間周波数成分y(m,n)を配列した観測行列Yから、基底行列Fに対応する係数行列Gと第2音源の基底行列Hと基底行列Hに対応する係数行列Uとを算定する。行列分解部36は、係数行列Gの各要素を抑圧することを拘束条件とした非負値行列因子分解を実行する。【選択図】図1
請求項(抜粋):
複数の音源の音響の混合音を表す音響信号の各時間周波数成分に対応する要素を含み、前記複数の音源のうち第1音源の音響が優勢な各時間周波数成分に対応する要素が当該時間周波数成分を維持する維持値に設定されるとともに残余の各時間周波数成分に対応する要素が当該時間周波数成分を抑圧する抑圧値に設定された分離行列を生成する行列生成手段と、 前記分離行列にて維持値に設定された要素に対応する各時間周波数成分を演算対象として、前記第1音源の音響の各成分のスペクトルを表す複数の基底ベクトルを含む第1基底行列を教師情報として利用した非負値行列因子分解の更新演算を反復することで、前記音響信号の各時間周波数成分を配列した観測行列から、前記第1基底行列の各基底ベクトルに対応する複数の係数ベクトルを含む第1係数行列と、前記第1音源とは相違する第2音源の音響の各成分のスペクトルを表す複数の基底ベクトルを含む第2基底行列と、前記第2基底行列の各基底ベクトルに対応する複数の係数ベクトルを含む第2係数行列とを算定する行列分解手段とを具備し、 前記行列分解手段は、前記第1係数行列の各要素を抑圧することを拘束条件とした非負値行列因子分解を実行する 音響処理装置。
IPC (2件):
G10L 21/028 ,  G10L 21/030
FI (3件):
G10L21/02 201D ,  G10L21/02 203A ,  G10L21/02 203Z

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