特許

J-GLOBAL ID：201403081418453856

絶縁電線の製造方法及びその製造装置

発明者： 日下 裕之 ,  黒宮 幸次 ,  齋藤 仁志 ,  重松 亮 ,  村上 彰啓 ,  西島 真吾 ,  市川 新士 ,  佐久間 治雄
出願人/特許権者： 古河電気工業株式会社
代理人 (3件)： 永田 良昭 ,  永田 元昭 ,  大田 英司
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願2013-258516
公開番号（公開出願番号）：特開2014-063756
出願日： 2013年12月13日
公開日（公表日）： 2014年04月10日
要約：

【課題】安価で高品質な耐コロナ絶縁電線を製造することができる絶縁電線の製造方法及びその製造装置を提供する。【解決手段】絶縁電線D2を製造する製造方法において、一次被覆層Bが導体A上に被覆された一次被覆電線D1を、一次被覆層Bに対する樹脂の密着性が高められる温度に予熱した後、予熱された一次被覆電線D1の一次被覆層B上に対して、例えばポリフェニレンサルファイド樹脂等の樹脂を押出形成して、PPS樹脂からなる二次被覆層Cが被覆された絶縁電線D2を製造するものである。【選択図】図1

請求項（抜粋）：

金属製の導体上に、少なくともエナメル焼付層を含む一次被覆層を形成して一次被覆電線とし、該一次被覆電線の前記一次被覆層上に二次被覆層を押出形成して絶縁電線を製造する製造方法において、 前記導体を連続して供給する導体供給手段と、 前記一次被覆層を焼付けて被覆形成する皮膜焼付手段と、 前記皮膜焼付手段で前記一次被覆層を焼付けられた前記導体を引取る第1引取手段と、 前記皮膜焼付手段にて前記一次被覆層が被覆形成された前記一次被覆電線を予熱する電線予熱手段と、 前記一次被覆電線の前記一次被覆層上に、前記二次被覆層となる押出樹脂を押出形成する樹脂押出手段と、 前記皮膜焼付手段から前記樹脂押出手段までの前記絶縁導体に引取る第2引取手段と、 前記樹脂押出工程にて前記押出樹脂が被覆された前記絶縁電線を巻き取る電線巻取手段とをタンデムに配置した製造装置を用い、 前記導体を前記導体供給手段により連続して供給する導体供給工程と、 前記皮膜焼付手段により前記一次被覆層を焼付けて被覆形成する皮膜焼付工程と、 前記皮膜焼付工程にて前記一次被覆層が被覆形成され、前記第1引取手段が引取った前記一次被覆電線を前記電線予熱手段により予熱する電線予熱工程と、 前記一次被覆電線の前記一次被覆層上に、樹脂押出手段により、前記二次被覆層となる押出樹脂を押出形成する樹脂押出工程と、 前記樹脂押出工程にて前記押出樹脂が被覆され、前記第2引取手段が引取った前記絶縁電線を前記電線巻取手段により巻き取る電線巻取工程とを有するとともに、前記導体供給工程から前記電線巻取工程までの全工程を一貫して行い、 前記一次被覆層には、前記エナメル焼付層上に、前記二次被覆層と接着される接着層が形成され、かつ前記一次被覆層の最外層が該接着層である場合に、 前記電線予熱工程では、前記一次被覆電線と非接触で、前記接着層のガラス転移点以上、かつ前記一次被膜層および二次被覆層の熱分解温度以下前記一次被覆層表面を予熱し、 前記第2引取手段の引き取り速度を、前記導体の線径及び材質に応じて設定した前記第1引取手段の引き取り速度より高く設定したことを特徴とする 絶縁電線の製造方法。

IPC (1件)：

H01B 13/00

FI (1件)：

H01B13/00 517

引用特許：

出願人引用 (3件)

• 特許第3604337号公報
  
• 絶縁ワイヤおよびその製造方法
  公報種別：公開公報   出願番号：特願2004-169163   出願人：古河電気工業株式会社
• 実開昭58-37617号公報
  

審査官引用 (2件)

• 特開昭59-040409
  
• 絶縁ワイヤおよびその製造方法
  公報種別：公開公報   出願番号：特願2004-169163   出願人：古河電気工業株式会社