特許
J-GLOBAL ID:201403091395663519

発電素子

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 志村 浩
公報種別:特許公報
出願番号(国際出願番号):特願2013-182748
特許番号:特許第5529328号
出願日: 2013年09月04日
要約:
【課題】様々な方向成分を含んだ振動エネルギーを無駄なく電気エネルギーに変換して発電効率を高める。 【解決手段】装置筐体200に固定された板状部材110から、第1の板状橋梁部120および第2の板状橋梁部130が「コ」の字型に伸び、先端に重錘体150が接続された片持ち梁構造体が形成される。その上面には、共通の下層電極E00、層状の圧電素子300、個別の上層電極Ex1〜Ez4が形成される。中心線Lx,Ly上に配置された上層電極Ez1〜Ez4は、重錘体150のZ軸方向の振動による撓みで圧電素子300に生じた電荷を取り出す。中心線Lxの両脇に配置された上層電極Ex1〜Ex4および中心線Lyの両脇に配置された上層電極Ey1〜Ey4は、重錘体150のX軸方向およびY軸方向の振動による撓みで圧電素子300に生じた電荷を取り出す。 【選択図】図10
請求項(抜粋):
【請求項1】 振動エネルギーを電気エネルギーに変換することにより発電を行う発電素子であって、 所定の長手方向軸に沿って伸び、可撓性を有する板状橋梁部と、 前記板状橋梁部の一端に接続された重錘体と、 前記板状橋梁部および前記重錘体を収容する装置筐体と、 前記板状橋梁部の他端を前記装置筐体に固定する固定部と、 前記板状橋梁部の表面に層状に形成された下層電極と、 前記下層電極の表面に層状に形成された圧電素子と 前記圧電素子の表面に局在的に形成された複数の上層電極からなる上層電極群と、 前記上層電極および前記下層電極に発生した電荷に基づいて生じる電流を整流して電力を取り出す発電回路と、 を備え、 前記装置筐体を振動させる外力が作用したときに、前記板状橋梁部の撓みにより前記重錘体が前記装置筐体内で振動するように構成され、 前記圧電素子は、層方向に伸縮する応力の作用により、厚み方向に分極を生じる性質を有し、 前記上層電極群は、中央電極、右脇電極、左脇電極なる3種類の上層電極を有し、これら上層電極のそれぞれは、前記長手方向軸に沿って伸びるように配置され、前記圧電素子を挟んで前記下層電極の所定領域に対向しており、 前記中央電極は、前記板状橋梁部の上面側の、前記長手方向軸に沿った中心線の位置に配置されており、前記右脇電極は、前記中央電極の一方の脇に配置されており、前記左脇電極は、前記中央電極の他方の脇に配置されていることを特徴とする発電素子。
IPC (1件):
H02N 2/18 ( 200 6.01)
FI (1件):
H02N 2/00 A

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