特許
J-GLOBAL ID:201403095532069684

内燃機関のピストン

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 相原 史郎
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2012-139751
公開番号(公開出願番号):特開2014-005736
出願日: 2012年06月21日
公開日(公表日): 2014年01月16日
要約:
【課題】本発明は、ピストン上昇時、スカート部の基本径部及びその周辺のコーティング層上に適切に油膜が形成されるようにした内燃機関のピストンを提供する。【解決手段】本発明のピストンは、一対のスカート部10のうち少なくとも一方のコーティング層17として、コーティング層17のピストンヘッド部7側の端部から基本径部11aのピストンヘッド部7側の端部近傍まで形成された導入路25と、導入路の基本径部側の端部から周方向に変位してコーティング層17の裾端側の端部まで形成される導出路30とを有した溝部26,31を備える構造を採用した。同構成により、ピストン上昇時に伴い、シリンダの壁面に残されている潤滑油が、スカート部のコーティング層に形成されている導入路を通じて、スカート部の上方から、基本径部近傍まで流入される。流入した潤滑油は、導入路と導出路との合流点で一時的に停滞する。潤滑油は、この停滞しているとき、コーティング層とシリンダ壁面との間に漏れ出し、基本径部の外周面及びその周辺に油膜を形成する。【選択図】図6
請求項(抜粋):
内燃機関のシリンダ内に配置されるピストンヘッド部と、 同ピストンヘッド部にコンロッド端を回動自在に接続させる被接続部と、 同被接続部の回動軸線を挟んだ前記ピストンヘッド部の両側を前記シリンダの壁面に沿って延ばし裾端を前記ピストンヘッド部とは反対側に配置して形成される一対のスカート部と、 前記スカート部の外面にコーティングされるコーティング層とを備えた内燃機関のピストンであって、 前記一対のスカート部は、前記ピストンの径方向における前記スカート部の外径が最大である基本径部と、前記基本径部よりも前記ピストンヘッド部側に位置し、前記基本径部よりも外径が小さい肩部とを備え、 前記一対のスカート部のうち少なくとも一方の前記コーティング層は、 前記コーティング層の前記ピストンヘッド部側の端部から前記肩部と前記基本径部との境界線近傍まで形成された導入路と、 前記導入路の前記基本径部側の端部から周方向に変位して前記コーティング層の前記裾端側の端部まで形成される導出路とを有した溝部を備える ことを特徴とする内燃機関のピストン。
IPC (4件):
F02F 3/00 ,  F02F 3/10 ,  F16J 1/08 ,  F16J 1/02
FI (4件):
F02F3/00 M ,  F02F3/10 Z ,  F16J1/08 ,  F16J1/02
Fターム (6件):
3J044AA12 ,  3J044BA04 ,  3J044BB31 ,  3J044BC04 ,  3J044CA13 ,  3J044DA09
引用特許:
出願人引用 (4件)
  • 内燃機関用ピストン
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平11-365041   出願人:トヨタ自動車株式会社
  • 内燃機関のピストン
    公報種別:公開公報   出願番号:特願2002-094807   出願人:本田技研工業株式会社
  • ピストン機関
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平7-092032   出願人:株式会社クボタ
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審査官引用 (4件)
  • 内燃機関用ピストン
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平11-365041   出願人:トヨタ自動車株式会社
  • 内燃機関のピストン
    公報種別:公開公報   出願番号:特願2002-094807   出願人:本田技研工業株式会社
  • ピストン機関
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平7-092032   出願人:株式会社クボタ
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