放射線撮影装置

発明者：
出願人/特許権者：
代理人 (4件)：杉谷勉 , 戸高弘幸 , 杉谷知彦 , 栗原要
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願2013-000487
公開番号（公開出願番号）：特開2014-131545
出願日： 2013年01月07日
公開日（公表日）： 2014年07月17日
要約：

【課題】放射線検出手段に対する散乱放射線除去手段の位置ズレが生じたとしても、当該位置ズレに応じたパターン数を用意することなく散乱放射線およびグリッド箔を除去することができる放射線撮影装置を提供することを目的とする。【解決手段】被検体を介在させずに撮影したときと被検体を介在させて撮影したときとの個々のグリッド箔における直接X線の吸収比率の和に正規化された箔影積算値画像A_SHsum(g,y,a),I_SHsum(g,y,a)をそれぞれ算出し、これら吸収比率に基づく距離関数D(c)を算出する。この距離関数D(c)が最も小さくなる箔影積算値画像A_SHsum(g,y,a)を複数の箔影積算値画像A_SHsum(g,y,a)から選択すれば、たとえFPD3に対するグリッドの位置ズレが生じたとしても、当該位置ズレに応じたパターン数を用意することなく、散乱X線およびグリッド箔を除去することができる。【選択図】図4

請求項（抜粋）：

放射線画像を得る放射線撮影装置であって、放射線を照射する放射線源と、照射された放射線を検出する放射線検出素子を縦横に配置して構成された放射線検出手段と、その放射線検出手段の検出側に設けられ、散乱放射線を吸収するグリッド箔を、前記放射線検出素子の縦横のいずれか少なくとも一方の方向に平行に並べて構成された散乱放射線除去手段と、前記放射線検出手段で検出された放射線検出信号に基づいて放射線画像を生成する画像生成手段とを備え、さらに、前記放射線撮影装置は、前記放射線源と前記放射線検出手段との間に被検体を介在させずに被検体のない状態で検出された放射線検出信号に基づく複数枚の被検体なしの放射線画像における各グリッド箔の直接放射線の吸収比率を第1吸収比率として算出する第1吸収比率算出手段と、前記放射線源と前記放射線検出手段との間に被検体を介在させて当該被検体のある状態で検出された放射線検出信号に基づく被検体の放射線画像における各グリッド箔の直接放射線の吸収比率を第2吸収比率として算出する第2吸収比率算出手段と、第1吸収比率算出手段で算出された前記第1吸収比率、および前記第2吸収比率算出手段で算出された前記第2吸収比率に基づいて、前記被検体なしの放射線画像および前記被検体の放射線画像の相関の度合いを示すとともに、理想値からのグリッド箔の距離を示す距離関数を算出する距離関数算出手段と、その距離関数算出手段で算出された前記距離関数が最も小さくなる前記第1吸収比率を複数の第1吸収比率から選択する選択手段と、その選択手段で選択された前記第1吸収比率および前記被検体の放射線画像に基づいて、当該被検体の放射線画像のグリッド箔による箔影を除去して、被検体の直接放射線の成分を算出して、前記箔影を除去した放射線画像を取得する画像処理を行う画像処理手段とを備えることを特徴とする放射線撮影装置。

IPC (3件)：

A61B 6/06 , A61B 6/00 , G01T 7/00

FI (3件)：

A61B6/06 330 , A61B6/00 330Z , G01T7/00 B

Fターム (29件)：

2G088JJ05 , 2G088JJ11 , 2G088JJ15 , 2G088KK24 , 2G088KK27 , 2G088KK32 , 2G088LL11 , 2G188AA03 , 2G188AA25 , 2G188BB02 , 2G188DD05 , 2G188DD16 , 2G188DD20 , 2G188EE25 , 2G188EE27 , 2G188EE36 , 2G188FF07 , 2G188FF08 , 2G188FF11 , 2G188FF14 , 2G188FF16 , 2G188FF20 , 2G188FF30 , 4C093AA01 , 4C093CA13 , 4C093EA02 , 4C093EB17 , 4C093EB24 , 4C093FA13

引用特許：

出願人引用 (3件)

放射線撮影装置
公報種別：公開公報出願番号：特願2009-256963 出願人：株式会社島津製作所
放射線撮像装置
公報種別：公開公報出願番号：特願2009-299071 出願人：株式会社島津製作所
放射線撮影装置
公報種別：公開公報出願番号：特願2009-064097 出願人：株式会社島津製作所

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