文献
J-GLOBAL ID:201502200017044271   整理番号:15A0427741

北海道の電力系統の展望と課題

著者 (1件):
資料名:
巻: 36  号:ページ: 85-89  発行年: 2015年03月10日 
JST資料番号: Z0986A  ISSN: 0285-0494  CODEN: ENESEB  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
北海道は,PV(太陽光発電),風力発電(WT),地熱,中小水力といった再生可能エネルギーの宝庫であり,再生可能エネルギーの宝庫である。しかし北海道の電力系統は,北海道・本州間電力連系設備による直流1点のみの連系で交流系統としては独立しているため,需給バランスは北海道内で維持することが基本であり,調整力も地域内の電源のみで賄わなければならない。再生可能エネルギーを最大限導入するために,北海道の電力系統を舞台とした様々な取り組みが行われている;(1)オンサイト蓄電池による変動緩和及び計画運転:稚内市にMW級のメガソーラを構築し,日射量予測と蓄電池(NAS電池)を組み合わせて発電所の出力を安定化する実証実験を実施した。(2)広域運用システムによる蓄電池容量の低減:再生可能エネルギー(RE)電源の電力系統への影響を緩和するために,広域に分散配置されたRE電源を一括して安定化すると同時に,必要な蓄電池容量を削減することを目的とした実証研究を行っている。(3)Rhoto to Heat技術による出力変動抑制:風力発電からの電力を熱エネルギーに変化するRhoto to Heat技術をベースとした新しい制御方式を開発し,実証によってその有効性を明らかにする研究を実施している。今後は,こうした電力システムの多様化,広域化がRE電源の導入量拡大にどのような効果をもたらすのかを定量的に評価するとともに,電力安定供給とRE電源の大量導入を両立させるための具体的な方法論を,学術的に明らかにすることが望まれる。
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (1件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
電力系統一般 
引用文献 (11件):
  • 北海道電力株式会社 ; 登別・室蘭等における停電について, 第 6 回北海道地域電力需給連絡会資料, (2012).
  • 北海道 ; 新エネルギー導入拡大に向けた基本方向, (2014).
  • 北海道電力株式会社 ; 当社への再生可能エネルギー発電設備の系統連系申込み状況と対応について, 総合資源エネルギー調査会省エネルギー・新エネルギー分科会新エネルギー小委員会 (第 4 回) 配布資料, (2014).
  • 北海道電力株式会社 ; 風力発電について, http://www.hepco.co.jp/ato_env_ene/energy/new_energy/about_wind.html (2014)
  • 総合資源エネルギー調査会基本政策分科会電力需給検証小委員会 ; 電力需給検証小委員会報告書, (2014).
もっと見る
タイトルに関連する用語 (3件):
タイトルに関連する用語
J-GLOBALで独自に切り出した文献タイトルの用語をもとにしたキーワードです

前のページに戻る