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J-GLOBAL ID:201502200108070411   整理番号:15A1322294

ゲッキツ属(Murraya)植物6種から抽出した精油の化学組成およびコクヌストモドキ(Tribolium castaneum)に対する忌避活性

Chemical composition of essential oils extracted from six Murraya species and their repellent activity against Tribolium castaneum
著者 (18件):
資料名:
巻: 76  ページ: 681-687  発行年: 2015年12月15日 
JST資料番号: W0732A  ISSN: 0926-6690  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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ゲッキツ属植物(ミカン科)は,東アジア地域で伝統薬として広く利用されている。そこで,本属6種から抽出した精油の化学組成とコクヌストモドキ(Tribolium castaneum)に対する忌避活性を調べた。Murraya tetramera,M.euchrestifolia,M.koenigii,M.kwangsiensis,M.exoticaおよびM.alataから,水蒸気蒸留法により精油を抽出した。その結果,精油収量は0.03~0.23%で,GC-MS法により全36成分が同定された。比較的高含有量であったのは,α-セドレン(4.22~21.82%),β-カリオフィレン(8.15~27.73%),γ-エレメン(4.38-12.65%),γ-セリネン(3.80~21.09%),α-セリネン(2.60~10.68%),α-ジンギベレン(2.08~12.68%),スパツレノール(3.08~11.80%),酸化カリオフィレン(1.58~10.59%),β-オイデスモール(1.33~25.32%)であった。また,M.tetrameraとM.kwangsiensiの精油に特に多く認められた8化合物(α-テルピネン,β-カリオフィレン,α-カリオフィレン,アロマデンドレン,スパツレノール,β-オイデスモール,カンフェンおよびカリオフィレンオキシド)を分離した。そして,全精油試料およびこれら8つの分離化合物のコクヌストモドキに対する忌避活性を調べた。その結果,特にM.tetrameraとM.kwangsiensisの精油と分離化合物3種(アロマデンドレン,スパツレノールおよびカリオフィレンオキシド)は,高い忌避活性を示し,収率も比較的高かった。したがって,これらは貯穀害虫防除用の天然忌避剤の開発に有望な原料となると考えた。クラスタ分析により,コクヌストモドキに対する忌避活性は精油の化学組成と関連があると思われた。精油の忌避活性はそれぞれの生物活性化合物の含有量に依存しないと考えられ,複数の化合物が精油の忌避活性に関与している可能性があると考えた。Copyright 2015 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
分類
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害虫に対する農薬  ,  精油,香料  ,  植物の生化学 

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