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J-GLOBAL ID：201502200122088897   整理番号：15A0953328

イオン液体の構造及びナノ構造

Structure and Nanostructure in Ionic Liquids

著者 (3件)： HAYES Robert (Univ. Newcastle, Callaghan, AUS) ,  WARR Gregory G. (Univ. Sydney, Sydney, AUS) ,  ATKIN Rob (Univ. Newcastle, Callaghan, AUS)
資料名： Chemical Reviews  (Chemical Reviews)
巻： 115  号： 13  ページ： 6357-6426  発行年： 2015年07月08日 
JST資料番号： B0256A  ISSN： 0009-2665  CODEN： CHREAY  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： イオン液体(IL)は,弱くて非特異的で弱くて等方的力(van der Waalsなど)及び強くて(Coulomb力),特異的かつ異方的力(水素結合など)を含む溶媒である。本論文はこれらのILの構造-性質関係に関するレビューである。最初に,ILの基礎的概念(ILとは何か,ILの構造分類及びILの溶媒)について要約した。次に,ILのバルク構造について最近,明らかになったことを,1)結晶格子構造,2)超分子的溶媒構造,3)自己組織的溶媒構造,4)自己組織化する新規イオン型IL,5)温度など外部変数の効果,6)ILにおける溶媒和構造,の各観点から論じた。引き続き,固体-IL界面の構造を,1)荷電非金属界面,2)炭素界面,3)金属界面,4)IL電気二重層構造,5)IL膜,6)固体IL相と液体IL相の共存性,に分けて論じた。さらに,バルク相と界面IL配置の関係について述べ,IL構造とその他の溶媒系の比較を行った。最後に,ILの自己組織化の制御法について論じ,最近のILの応用研究の例をいくつか示した。

シソーラス用語： *イオン液体 ,  *ナノ構造 ,  解析 ,  *自己組織化 ,  *溶媒和 ,  固液界面 ,  超分子構造 ,  自己集合 ,  構造性質相関

分類 (2件)： 融解塩  (CB05050R) ,  固-液界面  (CB12050B)

タイトルに関連する用語 (2件)： イオン液体 ,  ナノ構造