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J-GLOBAL ID:201502200151450006   整理番号:15A0717744

イネの小穂では穂の始動前の冷水施用が,寒冷誘発性花粉不稔とOsFKBP65と熱ショック蛋白質をコードする遺伝子類の望ましい寒冷誘発性発現を増大させる

Cooling water before panicle initiation increases chilling-induced male sterility and disables chilling-induced expression of genes encoding OsFKBP65 and heat shock proteins in rice spikelets
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巻: 38  号:ページ: 1255-1274  発行年: 2015年07月 
JST資料番号: W0792A  ISSN: 0140-7791  CODEN: PLCEDV  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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イネ(Oryza sativa L.)では,穂が始動する前に低水温(Tw,18°Cで14日間)を経験すると寒冷誘発性不稔花粉が増大する。穂ばらみ期の寒冷化(12°Cで5日間)後に成熟した花粉粒個数は低Tw植物の全花粉個数の僅か45%に過ぎないが,正常なTw植物(日中/夜間の26°C/21°Cの大気温度下での葯23°Cの温度非調節なTw)では71%であった。マイクロアレイと定量的PCR法解析から,(OsFKBP65遺伝子と大型の熱ショック蛋白質OsHSP90.1をコードする遺伝子,熱ショック転写因子および多数の小型熱ショック蛋白質を含む)多くのストレス応答遺伝子が正常なTw小穂では寒冷化によって強く上方調節されるが,低Tw小穂では寒冷化によって影響がないかむしろ下方調節さえされた。OsAPX2遺伝子と他の幾つかの抗酸化酵素類をコードする遺伝子も寒冷化した小穂中での低Twによって著しく下方調節された。低Tw小穂中では寒冷化により過酸化脂質産生物(マロンジアルデヒド等量)濃度が著しく増大した。寒冷化した小穂中のアスコルビン酸ペルオキシダーゼの酵素活性度が正常なTw植物よりも低Tw植物で著しく低かった。それらのデータにより,酸化被害から蛋白質を保護するOsFKBP65が関連する寒冷応答は耐寒性には不可欠であるが,低Tw小穂にはそれが欠けていることが分かった。Copyright 2015 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (4件):
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JSTが定めた文献の分類名称とコードです
植物に対する影響  ,  稲作  ,  遺伝子発現  ,  生殖 

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