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J-GLOBAL ID:201502200199848339   整理番号:15A1383873

実験河川における3種のコイ科魚類の摂食行動と相互作用

Feeding behavior and interactions of three cyprinid species in experimental streams.
著者 (2件):
資料名:
巻: 62  号:ページ: 133-147  発行年: 2015年11月05日 
JST資料番号: Y0752A  ISSN: 0021-5090  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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オイカワ Zacco platypus,カワムツ Nipponocypris temminckii及びウグイ Tribolodon hakonensisは河川中流域の代表的なコイ科魚類で,しばしば同所的に生息するが,同一環境で3種の摂食行動を比較検討した報告はない。実験河川で観察した結果について記述した。1)種内攻撃行動:オイカワ及びウグイの攻撃行動はすべて追い行動で,カワムツでは側面誇示もあったがほぼ追い行動であった。2)魚類の種内順位:オイカワとカワムツでは体重が大きいほど順位が高い傾向が見られた。3)種間攻撃行動:オイカワとカワムツを放流した池ではオイカワが3回(6%),カワムツが47回(94%)勝利した。カワムツとウグイを放流した池では全ての攻撃行動でカワムツがウグイに対して勝利した。オイカワとウグイを放流した池ではオイカワが1回(50%),ウグイが1回(50%)勝利した。種間攻撃では魚種を問わず大型の個体が小型の個体を攻撃する割合が高かった。4)それぞれの魚種が主に示した摂食行動は異なっていた。オイカワは藻食行動と流下物摂食行動を多く行なった。カワムツの藻食行動は少なかった。ウグイは主に底食行動を行なった。
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分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
魚類  ,  個生態学  ,  異種生物間相互作用 
引用文献 (37件):
  • 馬場吉弘・長田芳和.2005.オイカワの産卵床における卵と仔魚の分布と動態.魚類学雑誌,52: 125-132.
  • Budaev, S. V. and C. Brown. 2011. Personality traits and behavior. Pages 135-165 in C. Brown, K. Laland and J. Kraus, eds. Fish cognition and behavior. Wiley-Blackwell, New Jersey.
  • Clark, A. B. and T. J. Ehlinger. 1987. Pattern and adaptation in individual behavioral differences. Pages 1-47 in P. P. G. Bateson and P. H. Klopfer, eds. Perspectives in ethology, Vol. 7. Plenum Press, New York.
  • Fausch, K. D. 1984. Profitable stream positions for salmonids: relating specific growth rate to net energy gain. Can. J. Zool., 62: 441-451.
  • Gerking, S. D. 1994. Feeding ecology of fish. Academic Press, New York. 416 pp.
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