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J-GLOBAL ID：201502200391176572   整理番号：15A0458333

1+3+6次元時空における宇宙論的摂動

Cosmological perturbations in the (1+3+6)-dimensional space-times

著者 (1件)： TOMITA K. (Kyoto Univ., Kyoto, JPN)
資料名： Progress of Theoretical and Experimental Physics (Web)  (Progress of Theoretical and Experimental Physics (Web))
巻： 2014  号： 12  ページ： 123E01 (WEB ONLY)  発行年： 2014年12月 
JST資料番号： U0548A  ISSN： 2050-3911  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 光子気体を含み粘性過程を持たない,1+3+6次元時空における宇宙論的摂動を,Abbott等の定式化[Abbott-Bednarz-Ellis,Phys.Rev.D33,p.2147(1986)]に基づいて調べた。時空は外部空間(3次元膨張断面)と内部空間(6次元断面)より成る。内部空間は初期に膨張し,後に収縮する。Abbott等は,小波数極限において,時空の最終段階で現れる,べき型解のみを導いた。ここでは小波数解だけではなく大波数解も導いた。後者の解は(それぞれ外部空間と内部空間で定義された)2個の波数k_rとk_Rに依存し,r(t)とR(t)を外部と内部のスケール因子として,(k_r/r(t))/(k_R/R(t))≫1か≪1に従ってそれぞれ,k_r依存部分かk_R依存部分が全摂動において卓越することを見いだした。これら摂動の挙動を比較して,外部空間における摂動のスペクトルの時間変化を論じた。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *高次元 ,  *インフレーション宇宙 ,  *摂動論 ,  気体 ,  波数 ,  スケール因子 ,  Einstein重力場方程式 ,  エネルギー運動量テンソル ,  ゲージ不変性
準シソーラス用語： 10次元 ,  宇宙論的摂動論 ,  光子気体

分類 (1件)： 宇宙論  (DB07000D)

引用文献 (6件)：

• S.-W. Kim, J. Nishimura, and A. Tsuchiya, Phys. Rev. Lett. 108, 011601 (2012).
• S.-W. Kim, J. Nishimura, and A. Tsuchiya, J. High Energy Phys. 10, 147 (2012).
• K. Tomita, Prog. Theor. Exp. Phys. 2014, 053E01(2014).
• A. H. Guth, Phys. Rev. D 23, 347 (1981).
• R. B. Abbott, B. Bednarz, and S. D. Ellis, Phys. Rev. D 33, 2147 (1986).

タイトルに関連する用語 (2件)： 時空 ,  宇宙論的摂動