抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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日本鋳造協会及び日本鋳造工学会の銅合金合同委員会では,JIS H5120改訂原案の検討に先立ち,新提案合金の特性評価実験を共同で行った。本稿では,その概要を紹介した。まず,今回までの銅合金鋳物改定の経緯について述べた。1997年,それまでに別々に規定されていた8規格を統合・一本化して,JIS H5120(銅及び銅合金鋳物)として新規に制定した。次に,今回改定原案に対する検討内容について,1)耐脱亜鉛黄銅鋳物の追加:CAC210系,CAC220系,CAC230系を定義し,CAC211,CAC221,CAC231,CAC232の4種類の追加。2)ビスマス青銅鋳物の追加:亜鉛含有量を12~17%と増加させ,すず含有量を低下させたCAC905,CAC906の追加。3)CAC804成分規格値の見直し:亜鉛下限値の緩和。など7項目を検討した。最後に,その他として,鋳造品のリサイクルと分類記号,作業環境対策についても言及した。