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J-GLOBAL ID:201502200440929736   整理番号:15A1009447

酸化チタンナノ粒子の曝露による雄マウス精巣における生化学的機能不全を介した精子形成の低下

TiO2 Nanoparticle Exposure Decreases Spermatogenesis via Biochemical Dysfunctions in the Testis of Male Mice
著者 (11件):
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巻: 63  号: 31  ページ: 7084-7092  発行年: 2015年08月12日 
JST資料番号: C0251A  ISSN: 0021-8561  CODEN: JAFCAU  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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酸化チタンナノ粒子は,食品着色剤として広く利用されている。チューインガムの場合,含有酸化チタンナノ粒子の95%を飲み込んでしまうと言われている。この酸化チタンナノ粒子が,人体や動物に悪影響を及ぼすことが明らかになってきた。最近,動物の精子形成を抑制することが報告されたが,酸化チタンナノ粒子曝露による精子形成の生化学的機能不全に関するデータは殆どない。そこで,今回,雄マウスに対して酸化チタンナノ粒子の連続60日間の胃内投与を行った。その結果,雄マウスにおいて,精巣上体炎,精子濃度および精子運動性の減少および異常精子数の増加が認められた。体重1kg当たり2.5,5.および10mgの酸化チタンナノ粒子を曝露した場合,マウスの精巣において,乳酸デヒドロゲナーゼ,ソルビトールデヒドロゲナーゼ,コハク酸デヒドロゲナーゼ,グルコース-6-リン酸デヒドロゲナーゼ,Na+,K+-ATPアーゼ,Ca2+-ATPアーゼおよびCa,Mg-ATPアーゼの活性の低下,および酸性ホスファターゼ,アルカリ性ホスファターゼ,および一酸化窒素シンターゼ活性の増加が認められた。さらに,酸化チタンナノ粒子曝露は,マウスの精巣における活性酸素の過剰産生を引き起こし,脂質過酸化物のマロンジアルデヒド,蛋白質酸化物のカルボニル基およびDNA酸化物の8-ヒドロキシデオキシグアノシンが増加した。したがって,酸化チタンナノ粒子曝露により生じた精子形成の抑制は,精巣に顕著な酵素および酸化ストレスの変化との関連性が示唆された。
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分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
食品衛生一般  ,  食品添加剤  ,  生殖器官 

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